バーキンはどんな状態でも売却可能!ボロボロでも売却できる理由とは?
2024.04.06
エルメスのバーキンは、その美しさ、品質、希少性から世界中の方に愛されており、他ブランドバッグに比べても極めて高額でご売却できるバッグです。
では、「ボロボロのバーキンならどうなの?」などとお悩みを抱えておりませんか?
結論から申し上げますとエルメスのバーキンはボロボロでも、古くても高くご売却できる可能性大です!
今回はボロボロのバーキンでも高価買取になる可能性や、目安金額をご紹介させていただきます。
最後まで是非ご覧ください。
【エルメス】ボロボロ買取事例はこちら
バーキンの定価は年々上昇しているのでボロボロでも売れる
日本の所得が上がっていない間にエルメスのバーキンはここ10年間だけで見ても、約30%も定価が上がっています。グラフを見て分かるように年々上昇傾向にあります。
定価の上昇に関しては他ハイブランドのルイヴィトンやシャネル等と比べても上昇率が異常に高いわけではありませんが、エルメスのバーキンは「流行」という括りには収まらず、高級なバッグの象徴として長年愛され続けおり、現在も世界中で売れ続けているバッグです。
バーキンより高いバッグは存在しない?
バーキンはここまで定価を上げ続けているにも関わらず、購入希望者が後を絶たないのは凄い事だと思います。
最も所有欲を駆り立てる一つの要因として1984年より発売され、バーキンより高い金額で成功したバッグが存在しない事であると思います。
しかし2023年6月に度重なる値上げをしているシャネルが一部バッグをバーキンと同じ価格帯まで価格改定を行いました。
2021年には2月・7月・9月・11月の4回。2022年には3月・8月・11月に価格改定が実施され、今後の価格改定によってはバーキンを超える価格になる可能性があるため注目しております。
シャネルの価格推移について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
シャネル値上げまとめ|価格推移・買取価格一覧
バッグの状態評価基準は業者によって違う
エルメスのバーキンのような高級バッグの場合は、状態評価の基準が他のお品物と比べても非常に厳しくなります。
ボロボロから少し話がそれますが、バーキンの場合は僅かにキズがあれば、美品ではなく程度の良い良品と判断されることも多々あります。
高額になればなるほど、そのバッグを購入されるお客様もまた厳しい目でお品物を評価するためです。
バーキンは購入したばかりの未使用品には全ての金具にシールが貼ってあります。
このシールが剥がれている状態で買取希望のお客様から「未使用品です」と言われても、私たち査定士は未使用品として評価できないのです。
ボロボロの評価基準とは
ボロボロの基準は主観的な要素も含まれるため、完全に統一された基準は存在しません。
ただし、当社では以下のような要素がある事でボロボロと判断していますのでお持ちのバッグと見比べてみてはいかがでしょうか?
- ・大きな破損や欠損がある
- ・大量の目立つ傷やスレがある
- ・生地がほつれたり、穴が開いている
- ・染料の退色や変色が顕著である
- ・金具部品が欠けていたり、錆びている
- ・レザーが硬くなり、ひび割れている
- ・強い保管臭や異臭がある
これらの要素を総合的に評価し、バッグが「ボロボロ」とみなされるかどうか判断します。
とは言っても程度にもよりますので、わからない場合は画像一枚から気軽に査定できるLINE査定をご相談ください。
バーキンを売却する上で人気カラーとは
エルメスの革製品には200種類以上のカラーバリエーションを取り揃えておりますが常に全てのカラーを購入できるわけではありません。
大きく分けて、「定番色」「新色」「復活色」の3つに分けられバーキンにも沢山のカラーが存在しますが、中でも普段使いのしやすい定番色はリユース業界では人気です。
ブラック
クラシックで洗練された印象を与え、多くのファッションスタイルや機会にマッチします。
また、シックな印象や他のカラーとの組み合わせのしやすさも人気の要因と言えます。
エトゥープ
落ち着いた中間色でありながら、暖かみや柔らかさを持ち合わせています。
その上品な印象と汎用性から、幅広いファッションスタイルに適しています。
ゴールド
ゴールドは、エレガントなスタイルにもカジュアルなスタイルにもマッチするため、使い勝手も抜群な色です。
バーキンを売却する上で人気素材とは
バーキンの制作にはさまざまな素材が用いられており、それぞれの素材は独特の質感や風合いを持っています。また同じ色でも素材によっては風合いや発色が違い、組み合わせによっても人気が異なります。
中古市場において人気の観点から言えば、「耐久性が高く傷がつきにくい素材」「日常の使用に適した素材」が好まれる為、代表的な3種をご紹介させていただきます。
トゴ
エルメスのバッグ素材の中で、特に人気の高い定番素材は1997年に導入された雄の仔牛のレザーです。
この素材は牛革の中でも最も人気があり、バーキンはもちろんの事ですが、他バッグや財布、小物など、幅広いアイテムに使用されています。その優れた品質と上質な風合いから、多くの人々に愛されています。
この素材は傷や擦れに強く、型くずれしにくいため、使いやすい革として知られています。
使い込むほどに革が馴染み、経年変化を楽しむことができる素材です。
トリヨンクレマンス
雄牛の革を使用した素材で1992年に登場しました。
この素材はエルメスの中でも非常に柔らかさに優れており、他の素材と比較しても目立っております。
また、傷や擦れにも強く、長期間使用していくうちにますます柔らかくなり、馴染んでいく特徴があります。
トゴとの違いとしてはグレイン(革をなめした際のボコボコとした模様)がやや大きめなのが特徴です。
ヴォーエプソン
雄仔牛のレザーで2003年に登場しました。
上2点よりも細かくなめされ、型崩れもしにくく傷にも非常に強い素材であるにも関わらず比較的軽量な事も人気の要因です。
新しい製造刻印であれば高く売却可能
エルメスの査定において製造刻印が非常に重要となります。
エルメスの革製品には刻印があり、この刻印は、アイテムがエルメスのアトリエで作られたことを証明するものです。
刻印には製造年やアトリエ、職人の情報が含まれていますが、具体的な見方は非公開となっています。
アトリエや職人に関する情報は限られており、販売員にも知らされていませんが、刻印から製造年をある程度判断することは可能です。
バッグの状態が同じだったとしても、製造刻印の年代によって査定額に差が出てきます。
新しいバーキンをボロボロの状態まで使い込み、古く製造されたバーキンと同等の状態になるという事は珍しい事だと思いますが、より新しい物の方がやはり高額になる可能性が高いです。
修理の必要性
エルメス製品を修理やクリーニング(補色)、メンテナンスをする際には2通りの方法がございます。
・エルメス正規のアトリエに依頼
・革製品を取り扱う修理店(非正規店)に依頼
ここまでに色や素材について書かせていただいた通り、エルメスのレザー製品の種類は膨大にございます。
正規店に持って行ったとしても同じ素材を用意出来ず修理を断られてしまう事があります。
クリーニングだけであれば受けてくれることがほとんどですが、2~3万円の費用はかかります。
非正規店で修理を断られる事は、あまりにも珍しい素材でない限り受けてもらえる事が多いです。
しかし、非正規店のために同じ素材は勿論の事、色もオリジナルとは別の物となってしまうことから、ご売却時に査定額がマイナスになるだけでなく改造品として判断されてしまうかもしれません。
修理やクリーニングをお考えの際は先ず正規店でご相談いただく事をおすすめします。
エルメス公式「メンテナンスと修理」
非正規店のオススメ修理店
UNION WORKS(ユニオンワークス)
出典:UNION WORKS
修理と言えばここに出せば間違いないお店です。
靴の修理と販売のイメージが強いですが、バッグの修理も行っています。
Ai Ohkubo(アイオオクボ)
出典:Ai Ohkubo
こちらは個人店となりますが、一度テレビでも特集されているオススメの修理店てす。
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