ベタベタでも売れる。元バッグクリーニング屋が教えるベタつきを取る方法

2022.06.14

この記事を書いた人


間違いなく日本での知名度ナンバーワンブランドであるルイヴィトン。

幅広い年齢の方から愛され続けてきたブランドではありますが、

悩みの種が多いブランド品でもあるのが現実です。

お客様からの相談で多い事例として挙げられるのが内袋等の「べた付き」です。

皆さんも一度はご経験があるのではないでしょうか?

久しぶりにタンスから引っ張り出してバッグを開けてみたらべたべたしていて使うことができない。




思い出や、愛着もあったのにどうしよう・・・
上記のような事にならない為となってしまった時の対処方法をまとめておりますので、

お悩みの方に参考になれば幸いです。



◇べた付きはなぜ発生するの?




べたべたの影響は主に「 湿気 」の影響です。

塩化ビニル樹脂が水分と反応し、分解作用を引き起こしてしまうことを加水分解と言い

「べたべた・ポロポロ」となってしまします。

   

特に何年も使わずクローゼットやタンスに放置したバッグや、

箱にしまいっぱなしのスニーカーなどに多く見られる現象です。

生産国であるフランスと日本では湿度が大きく異なり

日本の平均湿度は60~70%とされ蒸し暑い日になると75%を超えることも多々ある中、

フランスでは30度を超す日でも湿度が30~40%程だそうです。

フランスが原産国であるルイヴィトンは、

残念ながら日本の気候に合わせて作ってくれません

気候の差がルイヴィトン製品の寿命を縮めている一番の要因とされています。


◇おすすめの保管方法




【湿気対策】


日本の気候が向いていないからと言っても保管方法次第では長く愛用する事は可能です!

最初に確認したい事があります。


バッグを箱に入れ、大切にしまっていませんか?

大切に保存したい気持ちはわかりますが、

密閉されてより湿気をため込みやすい環境を作っているかもしれません。

べた付きだけでなくカビまで発生させてしまうかもしれませんので今すぐやめましょう!

購入時に付属している保存袋は厚手で高級感もあり、バッグ本体にも優しい素材なので入れたくなりますよね?

入れたい気持ちもわかりますが、100円ショップにも売っている不織布の袋に入れることをおすすめします。

厚手=通気性最悪 なのでおすすめできません!

しばらく使わない場合は通気性にも優れた、不織布の袋にいれましょう。



そもそもの話になってしまいますが実はクローゼットやタンス内での保管はおすすめできません。

ですが他に収納する場所なんてありませんよね。



クローゼットなどで保管する場合は、置く場所にも注意しましょう!

湿気は下に下にとたまります。

バッグ同士の間を開け中段より上に収納できればベストです。

定期的に換気はもちろんですが、

夏場エアコンを付ける際にクローゼットの扉を開けるだけでも、湿気対策になります。

乾燥剤も使うと効果アップ!

※ですが匂い付きの物には注意しましょう。

バッグの保管で使用する場合は無臭タイプを選びましょう。

ただし乾燥剤を大量に使用すると、革に必要な水分まで吸収してしまう恐れがあります。

革の痛みの原因となる為、乾燥剤は1つで十分です。



◇べた付いてしまった時の対処方法


自分でべた付きがとれるか、修理依頼を出すかの判断をしましょう。


【触ってみて少しべた付く程度】




まだご自身でケアできるかもしれません。

軽いべた付きであれば、クリーナー対処する事が可能です。

楽天やアマゾンで評価の良いコロニルを使うのがいいのではないでしょうか

きめ細かい泡状のスプレータイプなので、まんべんなく塗ることもできおすすめです。

弊社でも実際に軽いべた付きのあるバッグに使う事も多々あります。




【べたべたでポロポロと剥がれ落ちる】




こうなってしまうと、ご自身での解決策はほぼ皆無と言っても過言ではありません。

一度加水分解してしまうと元に戻す方法がなく

ルイヴィトン正規店でのリペアか革製品を取り扱っている修理店での本格的な修理が必要です。

おすすめはルイヴィトン正規店での修理です。

内袋の交換になりますと、大きさ等で料金が変動してしまいますが2万円~4万円は覚悟しなくてはなりません。

ですが正規店での交換になりますので、正規の金具で修理をしてくれるので安心です。



元革製品の修理やクリーニング業をやっておりました私としましては
革製品修理店もおすすめしております!
革製品修理店も魅力たっぷりなんです!

正規店で修理しても、保管方法などを注意していないと遅かれ早かれべたべたになってしまいます。

革製品修理店では、本革やコットンなど劣化のしにくい好きな素材で

内袋を作成してもらう事が可能なんです!

なのでお手入れの手間が省けます!

ですが正規店ではないのでルイヴィトンの刻印が入った正規の金具等が使えません。

今後手放す予定のある方は、

改造品扱いされてしまう恐れがありますので正規店での修理をおすすめします。


◇まとめ






実は売れるんです!

正規店・革製品修理店での修理はそこそこの金額もかかってしまい捨ててしまう方も多くいらっしゃいます。

Retroでは破損やべたつきのあるお品物でもお買取り可能です。
もちろんダメージがあるお品物の査定額は下がりますが、まずはLINE査定でお送りいただければ、査定結果(目安)をご報告いたしますのでお気軽にご相談ください。
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