メルカリで偽物や悪徳出品者の見分け方は？買ってしまった時の対処法

2024.09.15

: メルカリで欲しかったブランド品が安いから買いたいけど、偽物だったらどうしよう…

メルカリでブランド品の購入を検討中に、このような不安な気持ちになったことはありませんか？

実際、「メルカリで偽物を買ってしまった…💦」という声はネット上でも後を絶ちません。

メルカリの累計出品数は2024年9月10日時点で 40億品を突破 しています。

出典：mercari

これだけの商品が出品されれば、偽物の出品規制が追い付かなくなってしまうことも頷けます。

もちろん、メルカリ側も出品パトロールやAI技術を駆使して偽ブランド品の撲滅に取り組んでいますが、 巧妙な手口で出品規制をかいくぐる悪質な出品者 も存在します。

そこで今回は、メルカリで偽物をつかまされないための見分け方や、悪質な出品者の特徴 を詳しく解説します！

また、万が一に偽物を買ってしまった場合の対処法 もご紹介しますので、被害に遭ってしまった方もぜひ参考にしてください！

偽物を買わないための５つのポイント

これらジャンルの商品を購入する際、「本当に本物なのか？」と疑問に思ったことはありませんか？

実際にこのような商品は 販売価格が高いため、特に偽物が多い とされています。
販売価格が高い偽物が売れると利益も大きいため、これらの商品は偽物が出品されやすいです。

では、どうすれば偽物を避けられるのでしょうか？

「画像だけで本物か見分けるのは難しい…」そう感じる方も多いはず。

特に新品として出品されている商品は要注意です。
なぜなら、出品者が本物の画像を掲載し、実際に届くのは偽物というケースもある からです。

そのため、写真だけで判断せず、商品ページの情報を細かくチェックすることが重要 になります。

そこでこの章では、メルカリで偽物を買わないために、商品ページで必ず確認すべき5つのポイント をご紹介します。

商品状態が良いのに値段が安すぎる

新品・未使用で相場より大幅に安く出品されていると、つい即決したくなりますよね。
ですが、その安さこそが 偽物のサインかもしれません！

正規品の公式価格と比べて 極端に安い場合は、偽物の可能性が高い です。

ブランド品のような人気のある商品は、市場価格がある程度決まっているため、相場から大きく外れた価格設定は注意しましょう。

また、「やや傷や汚れあり」などの中古品でも油断は禁物です。状態が似た商品と比べて明らかに安すぎる場合、偽物や何らかの問題がある可能性があります。

購入前に、メルカリや他のフリマサイトで相場をしっかりチェック しましょう。
相場を大きく下回っている場合は、偽物のリスクが高い と考えたほうが安全です。

発送までの日数設定が「4～7日で発送」

メルカリでは、出品者が発送までの日数を設定できますが、その中でも1番長い「4～7日で発送」の設定をしている場合は、メルカリの購入処理が完了してから商品を仕入れる、無在庫転売を行っている可能性があります。

実は、メルカリでは 出品者の手元にない商品の出品は禁止 しています。

しかし、一部の出品者はルールを無視し、購入されてから偽物や粗悪品を仕入れることがあるのです。

特に、偽物が多い中国から輸入される商品は、航空便を利用して取り寄せるケースが多く、発送までの日数が長くなりがち です。

購入前に、商品ページの「配送元の地域」と「発送までの日数」をしっかり確認しましょう。

尚、発送までの日数が長く、発送元が「未定」となっている場合は、無在庫転売の可能性もありますが、単に出品者の都合で発送が遅くなっているだけのケースもあります。

気になる場合は、購入前に出品者へメッセージで確認するのがオススメです。
「いつ頃発送できますか？」と尋ねてみると、良心的な出品者なら柔軟に対応してくれることもあります。

また、発送に時間がかかる場合、その理由を聞くことで安心して取引ができるか判断しやすくなります。

商品写真がほとんど引用画像

続いて、商品ページの写真が公式サイトの引用画像ばかりだったり、実物の写真が一切ない場合は要注意です。

これは、偽物だとバレないようにしている可能性や、無在庫転売で手元に商品がない可能性があります。

購入前に、実物の写真がしっかり掲載されているかを必ず確認しましょう！
もし掲載されていない場合は、出品者に「実物の写真を追加できますか？」と問い合わせるのがオススメです。

また、実物の写真がある場合は、公式サイトの画像と見比べるのも重要です。
ロゴの位置や素材感、細かいデザインの違いがないかチェックすることで、偽物かどうか判断しやすくなります。

例）シャネルのコインケースで本物と偽物を比較すると…

画像のコインケースの場合、見るべきポイントは

✅ココマークの位置
✅素材感
✅マトラッセの形

偽物はココマークがステッチに被さるようになっていることに違和感を感じます。

また、本物のマトラッセは縦長のダイヤ柄ですが、偽物は横長のひし形です。
（横長＝偽物というわけではありません。旧モデルは存在します）

このように、細かい違いを知っていれば、画像を見ただけで偽物を見破ることもできます。

また、メルカリは実物の画像がなかったり、転載画像のみでの出品は禁止しています。
そのような商品の場合は購入を避けた方が良いでしょう。

説明文が曖昧、コメントで質問を受け付けていない

商品の説明文に使用期間や購入日・購入店舗などが記載されておらず、「譲ってもらった」等の曖昧な説明のみの場合は注意しましょう。

詳細な情報の記載がなければコメント機能を使って聞いてみましょう。一切回答がない場合は偽物だから詳細を答えられないことも考えられます。

不安なことがあれば購入前に質問して、信用できる商品・出品者であることを確認してから購入に進みましょう。

ノークレームノーリターンと記載されている

偽物と気づかれて返品されることを防ぐため、ノークレームノーリターンと記載している出品者がいます。

なお、本物を出品している人でも、偽物とすり替えて返品されることを防ぐために記載していることがあるので、必ずしも偽物であるとは言えません。商品情報や出品者プロフィールを確認して総合的に判断するのがよいでしょう。

メルカリで偽物を売る悪質出品者の特徴とは？

商品ページの確認だけでは、偽物か判断が難しいこともあります。
そのような時は出品者の情報も確認してみましょう。

この章では 悪質な出品者か判断できる3つのポイント をご紹介します。

評価の数が少なすぎる場合は要注意！

ブランド品のような高額なお品物の売買ほど 出品者の評価件数を確認するのが大切 です。

最低でも10件程度は取引実績があるユーザーから購入する方がよいでしょう。

評価が0件の場合は、偽物を販売してアカウントを停止や削除された悪質な出品者が新しく作ったアカウントである可能性があります。

もちろん、単にメルカリを始めたばかりのユーザーの可能性もありますが、ブランド品など偽物の多いカテゴリーの商品を買う場合は、取引実績が多いユーザーから購入する方が安心です。

低評価が目立つ出品者は避けるべき！

メルカリでは「良かった」「残念だった」の2択で評価することができます。

悪い評価の割合が10%もあれば、メルカリの中ではかなり評価の低い出品者です。

偽物が届く可能性もありますが、取引中にトラブルとなる可能性がありますので、評価の低い出品者からの購入は控えることをオススメします。

出品商品が不自然に偏っている場合は警戒！

出品者が過去に出品した商品も判断材料になります。

もしも 同じ商品ばかりを出品していたり、偽物の出品が多い高級ブランド品ばかりが出品されている場合は警戒しましょう。

偽物を仕入れて、高い販売価格で売ることで利益を得ている悪質な出品者の可能性があります。

届いた商品が本物か確かめる方法

メルカリで購入したブランド品が手元に届いたとき、「これって本当に本物？」と不安に思うことはありませんか？

特にブランド品や高額アイテムは、写真では見抜けなかった偽物が届くケースもあるため、慎重に確認したいところです。

万が一偽物だった場合、メルカリでは商品到着後に受取評価をしてしまうと、原則返品ができなくなる ため、受取評価を行う前にしっかりチェックすることが大切です。

でも、素人判断で本物かどうかを見分けるのは至難の業…。

そんなときは、プロや専門機関を活用するのが確実です！
ここでは、届いた商品の真贋をチェックするための3つの方法 をご紹介します。

買取店に査定を依頼してプロの目でチェック！

ブランド品の真贋を確かめる方法として、最も手軽で確実なのが ブランド買取専門店での査定 です。

ブランド品を扱う買取店では、偽物を買い取ることは法律で禁止されています。

商標法や不正競争防止法に抵触するリスクがあるため、鑑定には細心の注意を払っています。そのため、購入した商品が本物かどうか不安な場合は、一度査定に出してみるのが有効 です。

ブランド買取店には、豊富な知識と経験を持つ査定士 が在籍しており、正規品と偽物を見分ける細かなポイント を熟知しています。買取店の査定を通過すれば本物の可能性が高い といえます。

ただし、注意点もあります。

買取店の鑑定はあくまで店舗ごとの判断基準に基づいたものなので、絶対ではありません。

査定ミスの可能性もゼロではないため、ブランド品に強い買取店を選ぶことが重要 です。

心配な場合は、複数の買取店で査定を受けて判断を比較する と、より確実に本物かどうかを見極められます。

スマホで完結！手軽にできるLINE査定を活用する

・「買取店に持ち込む時間がない」
・「手軽に査定を受けたい」

という方には、LINE査定がオススメです。

LINE査定とは、LINE上でブランド品の写真を送るだけで、簡単に査定額を確認できるサービス です。

ただし、画像での判断となるため、実物査定より真贋精度が落ちる点には注意 が必要です。

より正確な判断をしてもらうために、以下のポイントを押さえて撮影しましょう。

✅ロゴや刻印など、細かい部分がはっきり映るように撮る
✅さまざまな角度から複数枚の写真を送る

また、LINE査定を利用する際は、「本物か偽物か教えてください」と直接尋ねると、対応を断られることもあります。

LINE査定は 買取を前提とした査定サービス なので、「本物だったら売りたいので、買取金額を教えてください」という形で、あくまで 査定依頼というスタンスでサービスを利用する のがコツです。

【関連記事】ブランド買取のLINE査定を徹底解説！

＞記事について詳しくはこちら

確実に判断したいなら正規店でチェックしてもらう

最も確実な鑑定方法は、正規店に持ち込むこと です。

正規店で確認する場合は、一度修理を依頼してみましょう。正規品であれば修理可能ですが、偽物の場合は断られます。

ただし、ブランドやアイテムによっては、修理が可能かわかるまでに数日かかることもあります。

受取評価後の返品は基本的にできませんから、正規店に持込む場合は必ず受取評価前に確認 しましょう。もし修理に預ける場合は、トラブルを避けるためにも、事前に出品者に確認しておくと安心です。

購入品の真贋に疑問を感じたときの対処方法

評価後の返品は基本的にできません。

一度取引が完了し、2週間が経過するとメッセージの送信もできなくなり、返品交渉の機会を失ってしまいます。そのため、必ず受取評価前に以下の対応を行いましょう。

商品を隅々まで確認し、本当に問題がないか慎重にチェックしたうえで評価を行うことが大切です。

まずは出品者に冷静に連絡する

もし届いた商品に違和感を覚えた場合は、受取評価をする前に メルカリのメッセージ機能を使い、出品者に連絡を取りましょう。

このとき、感情的なメッセージを送ってしまうと、トラブルがこじれる原因になります。
以下のように、落ち着いた文章を意識しましょう。

: 商品について確認したところ、正規品ではない可能性があるため、取引キャンセルをお願いしたいです。

相手の反応を待ち、返品や返金について話し合いを進めていきましょう。

返品の可否や処分について話し合う

出品者が取引キャンセルに同意したら、届いた商品の対応をどうするか決める必要があります。

・商品を出品者に返送するのか
・それとも、購入者側で処分するのか

この2点について、出品者と相談しましょう。
また、返送する場合の注意点 は以下の通りです。

✅返送先・配送方法・送料負担を明確にする
✅追跡可能な配送方法を選ぶ（配送トラブル防止のため）
✅梱包前・発送前に商品画像や動画を記録する

まれに、出品者から「商品が届いていない」「別の商品が送られてきた」と主張されるケースもあるため、証拠を残しておくことが重要です。

出品者のキャンセル申請に同意する

返品が完了し、出品者が取引キャンセルの申請を行ったら、内容を確認し「同意する」を選択しましょう。
これで取引は正式にキャンセルされ、支払った商品代金が返金されます。

メルカリ事務局にも状況を報告

取引キャンセルの手続きと並行して、メルカリ事務局にも状況を報告しておくと安心です。

報告時に伝えるべき情報としては以下の通りです。

・購入商品ID：（mから始まる9〜11桁の番号）
・問い合わせ内容：（取引の経緯や話し合いの結果など）
・購入商品の写真：（真贋に不安があるポイントが分かるもの）

商品IDは、購入履歴の「この商品をシェア」からコピーできます。購入商品の写真は必須ではありませんが、写真があることで説得力が増します。

また、万が一出品者と連絡が取れなくなった場合や、話し合いがこじれた場合も、メルカリ事務局に相談することで解決の手助けをしてもらえる可能性があります。

返品対応の際に注意するべきこと

メルカリでの取引では、購入後に返品が必要になることもあります。
しかし、返品の対応を誤ると、トラブルに発展しかねません。

特に「自動で受取評価が入るタイミング」や「受取評価後の対応」には注意が必要です。
ここでは、返品時に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

受取評価の自動入力に注意｜期限を過ぎると返品不可に！

メルカリでは、以下の条件を満たすと自動で受取評価が入力され、取引が完了します。

・発送通知から9日後の13時以降
・購入者が最後に送った取引メッセージから3日後の13時以降

このタイミングを過ぎると、メルカリ事務局が強制的に受取評価を行い、取引が終了してしまいます。

さらに、取引完了後2週間が経過すると出品者と連絡を取ることができなくなり、返品交渉もできなくなります。

そのため、商品が届いたらすぐに開封し、状態を確認しましょう。
少しでも違和感がある場合は、受取評価をする前に出品者と連絡を取り、返品について相談することが重要です。

もし受取評価後に問題が発覚したら？出品者との交渉がカギ

原則として、メルカリでは 受取評価後の取引キャンセル（返品）はできません。
しかし、出品者と話し合い、双方が返品に合意した場合 は、取引キャンセルが可能です。

返品の合意が取れた場合は、以下のポイントを必ず確認しましょう。

・返品方法の決定：（商品を返送するか、処分するか）
・送料負担の取り決め：（出品者負担 or 購入者負担）
・返金方法の確認：（メルペイ残高 or 売上金からの返金など）

また、出品者が取引キャンセル申請を行わない場合は、購入者がメルカリ事務局に申請することも可能です。

①メルカリアプリの「マイページ」→「お問い合わせ」を開く
②「取引中の商品について」から返品希望の商品を選択
③「返品について」の項目を選択
④出品者と返品に合意していることを記載して連絡する

尚、もし出品者が返品に応じない場合は、メルカリの「取引トラブル時の補償制度」が適用される可能性があります。実際に、購入者に落ち度がないと判断された場合、メルカリ事務局が商品代金を補償してくれます。

返品を拒否されたり、話し合いが難航した場合は、メルカリ事務局に相談し、サポートを受けましょう。

メルカリで偽物を出品するとどうなる？罰則やリスクを解説

メルカリでは、ブランド品や限定アイテムなど、本物かどうかを見極める必要がある商品が多く取引されています。

しかし、もし偽物を出品してしまったらどうなるのでしょうか？知らずに出品した場合でも、ペナルティを受ける可能性があります。

ここでは、メルカリでの偽物出品に関するルールや、万が一出品してしまったときの対処法について詳しく解説します。

メルカリは偽物の出品を厳しく禁止！違反の処置は？

メルカリでは、偽物の出品は厳しく禁止されており、正規品と確証のない商品も出品不可 とされています。たとえ本物であっても、以下のような場合は商品ページが削除される可能性があります。

①メルカリアプリの「マイページ」→「お問い合わせ」を開く
・購入時のレシートや保証書などの証明書を掲載していない
・商品の購入経路が不明確
・メルカリ事務局が「正規品と確証できない」と判断した

また、偽物を正規品と偽って販売した場合は、詐欺罪に該当します。

さらに、メルカリの規約違反により、取引キャンセル・商品削除・利用制限、そして最悪な場合は強制退会といった厳しい処置が取られます。

購入した商品が偽物だった場合、転売目的でメルカリに再出品するのは絶対にやめましょう。

偽物だと知らずに出品してしまったら

出品時は偽物と思っていなくても、購入者から指摘されて偽物かもしれないと思うケースもあると思います。
そのような場合は速やかに取引キャンセルに応じましょう。本物と証明できる商品のみを出品しましょう。

【関連記事】通販詐欺（偽造サイト）の見極め方

＞記事について詳しくはこちら

ブランド品を少しでも安く買いたい場合は中古販売店へ！

メルカリで偽物を見分ける方法を紹介してきましたが、たくさんのポイントを抑えて見分けるという自信がない方もいるのではないでしょうか。

そんな時は中古ブランド販売店から購入することも検討してみてはいかがでしょうか。

中古ブランド販売店は知識と経験が豊富な査定士が在籍していて、偽物と本物を見分けるポイントも熟知しています。
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Hedy

出典：hedy.jp

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