【相場上昇中】カルティエ人気モデル「トリニティ」リセールの見極め方
2025.09.03

カルティエを代表する名作「トリニティ」。1924年に誕生し、100年以上愛され続けるアイコニックなジュエリーです。
3色のゴールドが織りなすシンプルで洗練されたデザインは、世代を超えて支持を集めてきました。
実はこのトリニティ、今、買取市場で人気が高まり相場が上昇しているアイテムのひとつです。
定番のリングはもちろん、ネックレスやイヤリングも高いリセール率を誇り、状態が良ければ定価の半分以上での買取も期待できます。
本記事では、現行モデルからヴィンテージまで、トリニティのリング・ネックレス・イヤリングの買取価格や人気の傾向を解説します。
売却を検討されている方や、相場を知りたい方はぜひ参考にしてください。
トリニティリングの種類と買取相場

トリニティといえばリングが代表的ですが、同じデザインでもサイズ展開によって見え方や価格が変わります。
カルティエでは代表的に SM(スモール),MM(ミディアム),LM(ラージ),XL(エクストララージ)の4種類があり、幅やボリューム感が異なります。
以下は、サイズ別の定価と中古市場での一般的な買取価格の目安です。
イメージ | アイテム名 | 重さ/幅 | 定価 | 買取目安/リセール率 |
---|---|---|---|---|
![]() | トリニティ リング スモール(SM) | 約6g/2.5mm | 244,200円 | 約80,000~100,000円 約33~41% |
![]() | トリニティ リング クラシック(MM) | 約10g/3.2mm | 335,500円 | 約120,000~150,000円 約36~45% |
![]() | トリニティ リング ラージ(LM) | 約15g/4.4mm | 566,500円 | 約200,000~250,000円 約35~44% |
![]() | トリニティ リング エクストララージ(XL) | 約30g/6mm | 990,000円 | 約400,000~500,000円 約40~51% |
※価格は相場の一例であり、状態や付属品の有無によって変動します。また、カルティエは2025年9月10日(水)に価格改定を実施しています。最新の価格動向を知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

【2025年9月最新】カルティエ値上げまとめ|価格改定前後の定価一覧
クリックして読むだいたい今の定価に対して、35~50%程度はお買取の金額でお付けできるかなというイメージ感になります。
一般的に指輪はサイズの制約などから買取価格が低めになりやすく、購入時の定価の2割程度になってしまうケースも珍しくありません。
しかし、トリニティリングは現在非常に人気が高いため、他の指輪と比べてもリセール率が高い傾向にあります。
中古市場での古いモデルの評価
トリニティリングは現行モデルだけでなく、古いモデルも根強い人気があります。
昔のトリニティはリング自体の作りが厚く、重量感があるため、実際の金の重量としては現行モデルよりもやや重くなっています。
また、メッキの艶や仕上げなど、作りの細部も異なるため、昔のモデルを好んで探す方も少なくありません。
特に、現行品と似た作りの古いモデルは、状態が良ければ比較的高額での買取が期待できます。
ただし注意点もあります。
トリニティの古いシリーズの中には、「must de Cartier」と刻印されたモデルがあります。

こちらは「Cartier」のロゴのみのモデルに比べると人気がやや低く、買取価格は金の地金価値程度になってしまう可能性が高いです。
逆に、古いモデルでも買取率が高いお品物があります。
例えば、現行のSMサイズよりさらに小さい、重さ3g程度の小ぶりなトリニティリングです。

小さく軽量のモデルであっても、現在の相場で約6万円くらいの買取価格がお付けできます。
トリニティリングのようなジュエリーは、一般的に金の重量で買取価格が決まるイメージがある方もいらっしゃると思いますが、小さくても中古市場での需要が高いモデルが存在するという点は、非常に興味深いポイントです。
新モデル|“クッション” のリセール率

2024年2月9日、カルティエはトリニティ誕生100周年を記念して、新モデル 「トリニティ クッション」 を発表しました。
クラシックなトリニティリングとは一線を画し、角を丸く仕上げたクッション型のフォルムが特徴です。
現在もカルティエ公式で販売されており、サイズは クラシック(MM)、ラージ(LM) の2種類を展開してまして、リング以外にもペンダントネックレス、イヤリング、ブレスレットなど、幅広いアイテムが揃っています。
このクッションデザインのシリーズはまだ新しいモデルのため、リセール率は非常に高いです。
以下に、クッションモデルのサイズ別の定価と、中古市場での一般的な買取価格の目安をご紹介します。
イメージ | アイテム名 | 品番 | 定価 | 買取目安/リセール率 |
---|---|---|---|---|
![]() | トリニティ クッション リング クラシック(MM) | B4240600 | 350,900円 | 約220,000~250,000円 約61~70% |
![]() | トリニティ クッション リング ラージ(LM) | B4239900 | 654,500円 | 約330,000~380,000円 約53~61% |
※B4240600:新定価¥368,500 消費税込
記載の通り、このクッションのシリーズは現在の定価に対して6~7割くらいの買取金額がお付けできるので、指輪のリセール率としては驚異的な高さになります。
しかし、昨今は中古市場での流通量も増えてきました。
この先の相場がどうなるかはわかりませんので、もし現状お使いになられていない方がいらっしゃいましたら買取のご依頼もご検討いただけるとありがたいお品物になります。
リセールが悪いトリニティの例
トリニティはカルティエの中でもリセール率が高いシリーズですが、すべてのモデルが高価買取になるわけではありません。
中古市場では人気の偏りがあり、需要の低いデザインは相場が下がりやすい傾向があります。
代表的な例としては、以下のようなモデルが挙げられます。
配色が特殊なトリニティ
定番のホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの3色以外の組み合わせは、購入時の価格が高くても中古市場での人気は限定的です。
例えば、画像のようなモデルですが、素材がホワイトゴールドとセラミックになります。

定価が300,300円で買取金額が約7~10万円。リセール率は約23~33%ほどになります。
基本的には定番から外れるものはリセール率が下がりやすい傾向にあります。
ダイヤモンド付き・装飾が多いモデル
ダイヤモンドが煌びやかに付いているリングは一見豪華ですが、定価が高額になる分リセール率は下がりやすく、シンプルな定番モデルに比べると買取相場は伸びにくい傾向があります。

定価で100万円を超えるようなモデルだと、中古品で高い金額を出して買っていただけるかというと、ハードルが上がってしまいますので、定価の3割くらいまで落ちてしまうことは珍しくありません。
買取店の視点で考えると定番ものの方がお値段をお付けしやすい傾向にあります。
買取に出すのにおすすめの商品
これまでリングを中心にお伝えしてきましたが、実はトリニティシリーズの中でもネックレスやイヤリングは買取に出す上で非常におすすめのアイテムです。
特にイヤリングは、少し前のモデルと現行モデルで大きな違いがなく、ポストの長さやトリニティ部分の横幅がわずかに変わった程度です。
そのため、古いモデルでも見た目に差がほとんどなく、中古市場でも安定した需要があります。
双方とも、古いモデルでも買取金額はかなり期待できまして、現在の相場観ですと定価に対して約5~6割くらいはご案内できます。
また、先ほどリセールの悪い例として「ダイヤモンド付きのリング」を挙げましたが、ネックレスやイヤリングはサイズの制約がないため、ダイヤ付きでもデザインが定番であればしっかりと評価されやすい傾向があります。
よろしければ、動画でも解説しておりますのでご覧ください。
まとめ|トリニティ買取のポイント
今回はカルティエの人気モデル「トリニティ」の買取事情についてご紹介しました。
現行モデルのリングはサイズや重量によって買取価格が変わりますが、全体的に定価の35〜50%前後で買取が可能で、指輪としては比較的高いリセール率を誇ります。
古いものですと、「must de Cartier」刻印のモデルや、配色が定番の3色でないもの・ダイヤ付きの一部リングなどはリセール率が下がってしまう傾向があります。
ですが、ロゴが「Cartier」の刻印の旧モデルは現在のトレンド的にもリセールが期待できるので、お使いになられていない場合は買取のご利用機会としても非常に良いタイミングです。
また、トリニティのネックレスやイヤリングは、サイズを問わず使用できるため買取率が高く、定価の約50〜60%での買取も期待できます。
もしお手持ちのトリニティを売却検討されている場合は、retroでは簡単に無料査定依頼が可能です。LINEやウェブからお申込みいただけますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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