【エルメス】バッグ以外でリセール率50%以上のアイテムとは
2025.10.07

「エルメスといえばバーキンやケリーのバッグ」というイメージが強いですが、実はバッグ以外にも高いリセール率を持つアイテムがあります。
特に新品や未使用品であれば、定価の50%以上で買取されるケースも珍しくありません。
バッグ以外のアイテムは平均するとリセール率20~30%前後が一般的ですが、人気デザインや定番モデルを選べば、50%以上のリセール率を維持できる商品も多数存在します。
バーキンやケリーを手に入れるためには、購入実績が必要です。
その中で、本記事ではエルメスのリセール市場を熟知した私が、バッグ以外でリセール率50%以上狙えるアイテムを詳しく解説します。
スカーフは柄選びでリセール率が変わる!
エルメスのスカーフ「カレ」は、バッグに次いで人気の高いアイテムです。
新品価格は7万円前後ですが、デザインや状態によってはリセール率50%以上で取引されることも珍しくありません。
- ✅リセール率が高い理由
- 1.定番柄や人気モチーフは需要が安定している
エルメスでは、長く愛される定番デザインがあります。特に「エルメス本店モチーフ」や「動物モチーフ(猫科・猛獣)」は、コレクターや愛好家から根強い人気があり、中古市場でも高値で安定しています - 2.限定デザインやアーティストコラボは希少性が高い
数量限定や有名アーティストが手掛けたデザインは、流通量が少なく、希少価値が高いため中古でも高額で買取されます - 3.状態が良ければ価値がほとんど減らない
スカーフは比較的丈夫で、使用しても大きく劣化しにくい高リセールの理由です。 シワや小さな汚れ程度なら査定への影響も少なく、新品に近い状態なら定価の半額以上での買取です - 4.バッグより価格帯が低く入手しやすい
スカーフはバッグに比べて価格が手頃なため、多くの購入者が市場に参入しやすく、需要が安定しています。そのため中古市場でも高値を維持しやすいのです
特に以下の3種類は人気・リセールともに安定しています。

種類
ツイリー(細長いタイプ)
定価
約38,500円
買取相場
約20,000円
リセール率
約52%
バッグのハンドルに巻いてアクセントにしたり、リボン結びにして手首に巻くなど、アクセサリー感覚で楽しめるのが特徴的です。
軽やかで扱いやすいため、エルメス初心者にも人気があります。カラー展開も豊富で、複数本をコレクションする方も多いアイテムです。

種類
カレ90(90cm角の定番サイズ)
定価
約88,000円
買取相場
約50,000円
リセール率
約57%
エルメスのスカーフと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、このカレ90と言えるでしょう。
コレクション性も高く、人気柄が出るとリセール市場でもすぐに注目されます。

種類
カレジェアン140(大判スカーフ)
定価
約234,300円
買取相場
約150,000円
リセール率
約64%
素材にはシルクだけでなくカシミヤやウールを用いたものも多く、シーズンを問わず活躍します。
大きさがある分、柄の存在感も際立ち、コーディネートの主役になりやすい点が魅力です。
柄選びのポイント:リセール率を左右するデザインとは?
エルメスのスカーフは、ただのファッション小物ではなく「コレクターズアイテム」としての側面も持っています。そのため、選ぶ柄次第でリセール率に大きな差が出るのが特徴です。特に次の2つのモチーフは市場で人気が高く、高額買取につながりやすい傾向があります。
エルメス本店モチーフ入りの柄

エルメスの本拠地であるパリ・フォーブルサントーレ本店の外観や建物をデザインに取り入れたスカーフは、ブランドの象徴として特別な価値を持ちます。
「エルメスといえば本店」という認識があるため、国内外のコレクターから安定した需要があり、希少性も高いことからリセール率が上がりやすいです。
動物モチーフ(特に猫科や猛獣)
エルメスは長年にわたり動物を題材にしたデザインを数多く発表してきました。中でも「豹」「虎」「ライオン」といった猫科の猛獣モチーフは、力強さや高級感を表現するアイコンとして人気が集中しています。
動物柄はインテリアやファッションのアクセントとしても使えるため、仕様シーンが幅広く、常に需要が高い点も評価される理由です。

- ✅代表的な人気の柄
- ・「猫に注意」(画像:左)
エルメスを代表する動物柄の一つで、気まぐれで自由な猫たちをユーモラスに描いたデザイン。猫好きのコレクターはもちろん、インテリアとして額装して楽しむ人も多く、年式が古くても高い価格で取引されています。 - ・「ジャングルラブ」(画像:右)
2頭の豹が描かれた迫力のあるデザイン。エルメスのスカーフの中でも特に人気が高く、毎年リカラー(新しい配色)が発表されるほどの定番シリーズです。中古市場でも安定して需要がり、状態が良ければ定価50%以上のリセールも狙えます。
このように「どんな柄を選ぶか」でスカーフのリセール価値は大きく変わります。購入時にデザインを意識しておくことで、将来的に資産性の高いアイテムとして楽しむことができます。
ケリーベルトは手に入りやすく高リセール
バッグやスカーフに比べると知名度はやや控えめですが、近年じわじわと注目度を上げているのがエルメスのベルトです。
- ✅リセール率が高い理由
- 1.定番デザインが長く愛されている
エルメスのベルトは、ケリーやバーキンのバックルをデザインに取り入れた定番モデルが中心です。流行に左右されにくく、中古でも需要が安定しているため高リセール率を維持しやすいです。 - 2.男女問わず幅広く需要がある
ベルトは性別や年齢を問わず使えるため、バッグほど特定の顧客に偏らず、中古市場でも買い手が見つかりやすいのか特徴です。 - 3.耐久性が高く状態を保ちやすい
革や金具の質が高いため、使用しても大きな劣化が起こりにくく、使用感があっても価値が大幅に下がりにくいです。 - 4.セット品や限定品も高値で取引される
ケリーベルトに小さなポーチやアクセサリーがセットになったモデルは希少性が高く、市場に出回る数が少ない分、高値がつきやすいです。 - 5.比較的入手しやすい価格帯
バッグほど高額ではないため、多くの購入者が市場に参入しやすく、中古市場でも需要が途切れにくいという特徴があります
特に「ケリーベルト」は、バッグの名品「ケリー」の金具をモチーフにしたデザインで、シンプルながら洗練された存在感を放ちます。

種類
ケリーベルト
定価
約203,500円
買取相場
約120,000円
リセール率
約59%

種類
ケリーポケットベルト(ポーチ付き)
定価
約328,900円
買取相場
約150,000円
リセール率
約46%
しかし実際のリセール市場では、シンプルなケリーベルトの方が人気が高く、リセール率も上回る傾向にあります。
その理由は「使いやすさ」。 ケリーベルトはシンプルでコーディネートを選ばす、ワンピースやコートのウエストマークとして日常使いしやすい点が評価されています。
一方でポーチ付きモデルは個性的ですが、使用シーンがやや限られるため需要が分かれがちです。
カードケースは長く使えて資産価値も安定
エルメス財布・カードケースの代名詞ともいえるのが、「ベアン」シリーズです。
Hの金具をあしらったデザインはシンプルながらも存在感があり、長年にわたって定番として愛されています。
特にブラックやエトゥープといった定番カラーは需要が安定しており、リセール市場でも常に一定の評価を受けています。
財布・カードケースは日常的に使用するアイテムのため、状態次第で査定額が大きく変わるのが特徴ですが、良好なコンディションを保っていれば50~60%程度のリセール率を十分に狙えます。
- ✅リセール率が高い理由
- 1.定番デザインが長く愛されている
ベアンは発売から数十年経っても形がほとんど変わらない、エルメスを象徴する財布です。シンプルなフォルムとH金具のデザインが時代を超えて指示されており、流行に左右されないため安定したリセール率を維持しやすいです。 - 2.カラーの需要が安定している
ブラックやエトゥープなどの定番カラーは常に人気が高く、買取市場でもすぐに買い手が見つかります。とくにブラック×ゴールド金具の組み合わせはリセール率60%前後を維持しており、査定でも高評価を受けやすいです - 3.耐久性の高いレザーを使用
エプソンやボックスカーフなど、耐久性に優れた高品質レザーが使われているため、長く使っても型崩れや擦れが起こりにくいのが特徴。状態が良ければ数年しようしても高値で取引される傾向があります。 - 4.機能性と高級感を両立している
薄型ながら収納力があり、ビジネス・フォーマル・カジュアルのどのシーンにも合う万能デザイン。実用性とエレガンスを兼ね備えているため、中古市場でも安定した人気を保っています。 - 5.現行・旧モデルともに需要がある
現行モデルに加え、旧型や限定カラーは市場に出回る数が限られており、コレクター間で高い評価を受けています。特に希少レザーや限定色は、流通価格が定価を上回るケースも見られます。

種類
ベアン カードケース
定価
約299,200円
買取相場
約160,000円
リセール率
約53%

種類
ベアン コンパクト(二つ折り)
定価
約510,400円
買取相場
約300,000円
リセール率
約59%

種類
ベアン コンビネ(三つ折り)
定価
約514,000円
買取相場
約300,000円
リセール率
約59%
一方でカードケースはややリセール率が落ちるものの、手軽に「ベアン」を楽しみたい方に人気です。
シルバーアクセサリーは最強のリセール率
最後にご紹介するのは、エルメスのシルバーアクセサリーです。
バッグや財布に比べると手に取りやすい価格帯ですが、実は「エルメスの中でもトップクラスのリセール率を誇るジャンル」として知られています。
- ✅最強クラスのリセール率を誇る理由
- 1.傷や汚れに強く、使用感が出にくい
シルバーは金属のため、レザーアイテムのように経年変化や大きな劣化が目立ちにくく、査定時にも高評価を得やすいです - 2.エルメスならではの洗練されたデザイン
シンプルながらも上品なデザインが多く、流行に左右されず長く愛用できる点がリセールの強さにつながっています。 - 3.流通量が多く、安定した需要がある
ブレスレットやリングは比較的に取りやすい価格帯であり、中古市場でも一定の需要が継続して存在します
このような特徴からシルバーアクセサリーは「日常的に愛用しながらも資産価値を維持できる」点が大きな魅力です。

種類
ファンドール ブレスレット
定価
約135,300円
買取相場
約90,000円
リセール率
約67%

種類
ヴェルティージュ リング
定価
約89,100円
買取相場
約50,000円
リセール率
約56%

種類
エシャペ リング
定価
約96,800円
買取相場
約55,000円
リセール率
約57%
リング系は50%台後半のリセール率を安定して維持しており、投資的な観点から見ても非常に優秀。
バッグや財布と違って、比較的手頃なスタートできる点も大きなメリット。
「初めてのエルメスアイテム」としても、シルバーアクセサリーは強くおすすめできるジャンルです。
まとめ|バッグ以外も価値が続く、リセール優秀アイテム4選
今回ご紹介したのは、エルメスの中でも「バッグ以外でリセール率50%以上狙えるアイテム」です。
多くの方が「エルメス=バーキン・ケリー」と考えがちですが、実はそれ以外にも資産性の高いジャンルが存在します。
- ✅スカーフ(ツイリー・カレ90・カレジェアン)
バッグとの相性が抜群で、コレクション性も高く、柄次第で高リセールで狙える定番アイテム。 - ✅ケリーベルト
比較的手に入れやすい価格帯ながらもリセール率は安定。特にシンプルなモデルは投資的にも優秀。 - ✅ベアン財布・カードケース
日常使いするアイテムですが、状態次第で50~60%のリセールを実現。定番カラーは特に安定感があり。 - ✅シルバーアクセサリー
手頃な価格帯でありながらにリセール率は60%前後と圧倒的。日常使いしながら資産価値を保てる再注目ジャンル。
これらのアイテムは、単なるファッションとしての魅力だけでなく、「購入実績を積みながら資産価値を維持する」というエルメス資産の戦略的選択肢になります。
特にシルバーアクセサリーは、ここ数年ますます人気が高まっており、「初めてのエルメスを手にしたい方」や「資産性を意識したい方」にもぴったりのアイテムです。
バッグを購入する前に、こうしたリセール率の高い小物から取り入れてみれば、無理なくエルメスを楽しみつつ、自然に資産価値もキープできます。
より詳細な内容はYoutubeでも解説しています。よろしければこちらもご覧ください。
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