【シャネル】ジャケット × 親子バッグ お揃い柄は買取率が高い！最新動向＆市場相場解説

シャネルの「ツイード 親子バッグ」は、1990～1994年頃に展開された希少性の高いアイテムとして知られています。

親子2つのバッグが揃っている状態であれば、販売相場が400万円ほどになるケースも見られ、ツイード素材の親子バッグはラムスキンのバッグと比べても4倍近い取引相場になっています。

実はこの親子バッグと同じツイード柄で仕立てられたセットアップスーツ（ジャケット・スカートなど）が展開されていて、この「お揃い柄」のスーツも市場で高く評価されています。

本記事では、各ツイード親子バッグに合わせて存在するセットアップスーツがどのような評価になっているのか、またカラー別の相場傾向や最新の買取目安を紹介します。

もしも、90年代のシャネルスーツをお持ちの方は、お揃いの柄であれば高価買取が期待できるので、是非チェックしてみてください。

親子バッグの希少性とは

シャネルの親子バッグは、1980年代後半から1990年代初頭にかけて登場したモデルとされています。

トップハンドルのフラップバッグをベースに、大小2つのバッグを専用の結束金具で連結した独特の構造が特徴で、その見た目から “親子バッグ” と呼ばれるようになりました。

素材はラムスキンが一般的で、現行には存在しないヴィンテージならではの風合いがあります。

ラムスキン素材の親子バッグは、大小が揃っていて欠品がない場合、買取相場はおおよそ40～70万円前後が目安です。

また、メタリック系（ゴールド、グリーンなど）は希少性が加わるため、買取相場は70～100万円前後になります。他にもベロアやミンクファーもありますが、素材の中でも特に評価が高いのが、“ツイード素材の親子バッグ” です。

今回はツイード親子バッグとお揃い柄のお洋服がテーマですが、なぜお揃い柄のセットアップスーツやジャケットの買取相場が高くなるのかを理解する上で、親子バッグの相場感を押さえておくとイメージしやすくなります。

そこで、各素材別の親子バッグの買取相場を下記の通りまとめました。

素材によってここまで買取相場が変わるのかと、驚く方も少なくないでしょう。

さらに、ツイード素材の親子バッグには色違いのバリエーションがあるので、色によっても相場が変動します。

そのため、より市場相場が高いツイード親子バッグの柄とお揃いであれば、お洋服も希少性が高まる傾向にあります。

上記がツイード親子バッグのおおよその買取目安です。

この点を考慮して本題のお揃い柄のジャケットやセットアップがどのような評価になっているのか解説させていただきます。

親子バッグ “お揃い柄” 洋服はなぜ高い？

ここまで読み進めていただいた読者の皆さんの中には、

「お揃い柄だと、なぜ評価が上がるのか？」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、はっきりとした “理由付け” を断言することは難しい部分があります。

あくまでも一査定士としての見解になりますが、シャネルのツイード親子バッグのような高価格帯のアイテムは、コレクター需要によって相場が左右されている傾向にあります。

希少性の高い親子バッグと同じ柄のウェアが揃っているというだけで、コアなファンの心をつかみ、結果として洋服側の評価も上がることも頷ける点ではあります。

言い換えると、機能性や実用性とは少し違う “こだわり” の世界です。

ファッションが好きな方であれば、コーディネートを考える際に色味を合わせたり、全体の雰囲気がちぐはぐにならないよう整えたりすると思います。

シャネルの世界観を愛する方々にとって、同じツイード柄を揃えて楽しむこと自体が価値となっている部分があるのかもしれません。

では早速、実例で見ていきましょう。


掲載しているジャケットは一例で、同時期にはノーカラータイプなど複数のデザインが展開されています。

いずれも1994年頃のコレクションに位置づけられるモデルで、セットアップスーツとして状態が良いものは25～30万円前後の査定が期待できます。

ジャケット単体であっても、20～25万円ほどは買取でご案内できる水準で、一般的にシャネルの旧式モデルのお洋服は、デザインやコンディションによって幅はありますが、5～15万円前後がひとつの査定レンジになります。

そうした基準と比べても、このシリーズがどれほど高く評価されているかがよくわかります。

数年前は、美品でも15〜20万円前後が案内価格の上限になっていたケースが多かったため、現在のように相場が上昇している状況は売却を検討する良いタイミングになっている可能性があります。

もし該当するお品物が手元にある場合は、まずは「今の相場」を確認するだけでも有益です。

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