ブランド買取LINE査定を徹底解説!あなたに合った買取業者選びのコツ
2024.04.09
不用品を買取に出したいけど相場ってどれくらい?買取店って騙されそうで怖い…
安心してください!
その不安LINE査定で解消できます
私は使ってみたけど、問合せが複雑なうえに、金額も実際の査定と全然違いましたよ!
今回の記事はそういった方こそ
是非ご一読いただきたいです
本記事ではブランド品のLINE査定にフォーカスして、お問い合わせが “かんたん” にできる買取店の紹介や、「査定結果を高くする方法」「実際の査定と金額のズレが少なくなるコツ」等
皆様のニーズにあったLINE査定の使い方を、大手リサイクルショップで3年、ブランドリユース歴は7年目と、買取業界10年選手の私が解説させていただきます。
そもそもLINE査定とは
まずはLIEN査定について説明します。
LINE査定とは「LINE上でブランド品の写真を送ると、その品物の査定をしてくれるサービスのこと」を指します。
今ではほとんどのブランド買取店でサービスとして導入されており、最近では絵画等の美術品や中古車も対象としている場合もあります。
数多くの品物をLINEを通して査定することができますが、今回はその中でも最もポピュラーと思われるブランド品のLINE査定について解説させていただきます。
実は会社毎に違う!フォーム入力型と写真送付型
LINEを通して写真を送るだけで査定をすることができる手軽なLINE査定ですが、使い方について事前に知っておいてもらいたいことがあります。
それはLINE査定の使い方は買取店によってタイプが違うという事です。
ではどのようなタイプがあるかと申しますと「フォーム入力型」と「写真送付型」に分かれています。
フォーム入力型:必要情報を細かく入力して査定したい人におすすめ
フォーム入力型は、LINEメニューボタンの「LINE査定」を押した際に、専用のフォームへ案内され、商品の写真や品物の情報を入力していきます。
メリットとしてはフォームで全て必要な情報を聞いてくれるので、使う側としては何を伝えなければいけないかがわかりやすく、査定結果に関しても商品名の間違い等はおきづらいといった特徴があります。
下記は後述するエコリングさんのLINE査定画面です。
またフォーム入力型のデメリットとしては、以下の通りです。
- ✅フォーム型のデメリット
- ・使う側で商品名や購入時期等の詳細が把握できていない場合、入力に手間がかかってしまう
- ・複数同時に査定したい際に、1点1点情報の入力が必要になる
- ・後述の「写真送付型」と比較した際に手間がかかってしまう
写真送付型:複数のお品物を一気に査定してもらいたい人におすすめ
タイプとしてはこちらの「写真送付型」でLINE査定を行っている買取店の方が多いです。
写真送付型は何と言っても手軽に利用できる点が最大のメリット。中には写真1枚送るだけで査定してくれる所もあります。
とにかく写真を送れば査定してもらえるので、複数のお品物を一気に査定してもらいたい時にオススメです。
また写真送付型のデメリットとしては、以下の通りです。
- ✅写真送付型のデメリット
- ・必要な写真の枚数が会社毎にバラバラであったり、詳細情報を追加で聞かれたり会社によってはフォームより面倒になる場合がある
- ・査定士としては品物の特定が大変なので、稀にお品物を間違えてしまう事があります…(もちろん極力間違いが無いよう全力を尽くしますが…)
LINE査定も実際の査定も複数社見積もりをしましょう!!
LINE査定を使う上で、これは査定士として声を大にして主張したいです。
お読みいただいている方の中には、LINE査定の査定金額が一番高い会社が、実際の査定も一番高いと思っていませんか?
それがそうでもないんです!!
買取店側としては当然LINE査定をしたお客様に自社の買取サービスを利用してもらいたいに決まっています。
会社によってはマーケティング戦略としてLINE上の査定の金額は、多少相場より高くなっている事や、査定士ではなくカスタマーサポートがLINE査定を行っている場合もあります。
これは良し悪しではなく企業の運営方針によるので、やはりLINE査定も実際の査定も2~3社程度は比較することをおすすめします。
査定できる品物は?お品物ごとの向き不向き
LINE査定には向いている商品・向いていない商品があります。
どういうことか説明させていただくと
- ・LINE査定に向いている品物:LINEで案内される金額と、実際の査定の査定金額での乖離が出づらい
- ・LINE査定に向いていない品物:LINEで案内される金額と、実際の査定金額に乖離が出やすい+そもそも査定ができない
よりスムーズに買取サービスを利用するためにも、自分の持っている品物がLINE査定に「向いている」のか「向いていない」のか把握しておきましょう。
LINE査定に向いている品物ベスト3
1位:高級時計
栄えある1位は高級時計となります。
本記事における高級時計の定義としては、ロレックスやオメガなどに代表される「時計メーカー」が製造している「定価30万円以上」の時計をイメージしていただければと思います。
高級時計が最も向いていると考える理由は下記となります。
・状態による減額幅の少なさ
・品物、中古相場の特定が容易
まず状態に関してですが、動作に不具合さえ無ければ、外観上の小さなキズは研磨で容易に綺麗にできてしまうため、ダメージによる減額は他のお品物と比較した場合少ないです。
そしてお品物・相場の特定に関してですが、高級時計はほとんどの場合「ギャランティカード(保証書)」が付属として付いており、型番・モデル名の記載があります。ギャランティカードの写真さえあれば、品物の特定は容易です。
もしギャランティカードが無かったとしても、裏蓋(時計の裏面)に型番やムーブメント(時計の中の機械)の番号を記載している場合も多く、画像だけでも品物の特定は可能です。
中古相場に関しても、購入金額以上になることもあるため、投資商品として高い人気を誇るジャンルです。
ネット上にも情報が多く出ているため、各社正確にLINE査定を行える場合が多く、最もLINE査定に向いている品物と言えます。
2位:ブランドジュエリー
ブランドジュエリーがLINE査定に向いている理由は時計とほぼ同じです。
こちらも磨き等により状態の回復が容易なため、ダメージによる減額が少なく、ギャランティカード等での品物の特定が容易です。
ただ1カラット以上のダイヤモンド等、宝石が付いている場合、宝石の品質が画像上での判断が難しいです。
ブランドジュエリーは後述のノーブランドジュエリーとは違い、厳選した品質の宝石を使用するため、鑑定書が無い場合でもある程度品質の予測は可能なのですが、査定難易度は時計に比べると少々高いため第2位となります。
3位:バッグ
バッグがLINE査定に向いている理由は下記となります。
・各社取扱い実績が多く、相場の判断がしやすい
・状態の判断が画像でもある程度は可能
バッグはほとんどの買取店にとって、最も多くLINE査定で問い合わせをもらう品物だと思います。
これは弊社での話にはなりますが、LINE査定の月間の問い合わせ件数1位は「ルイヴィトン」となっており、次いで「シャネル」「エルメス」となります。
上記を見ていただいてもブランドに詳しい方であれば、バッグのイメージが強いブランドだとお分かりいただけると思いますし、カルティエやブルガリといったジュエリーブランドでもバッグの販売を行っています。
査定を行う側としても、経験の少ないアイテムの査定を行うより、過去に買取の実績がある物の方が、より正確に査定を行うことができます。
またバッグの場合、持ち手や底面のキズ、内側の汚れといった査定のポイントが、画像上でも確認できることも多く、LINE査定に向いているお品物だと言えます。
LINE査定に最も向いていないお品物
ワースト1位:ノーブランドジュエリー
残念ながらLINE査定に最も向いていないお品物はノーブランドジュエリーとなります。
理由は「宝石の品質が画像での判断ができないから」これに尽きます。
プロなんだからなんとかしてくれ!!と思われるかもしれませんが、では下の画像をご覧ください。サイズはどちらも1カラット程度のダイヤモンドですが、どれくらい金額に差があると思いますか?
なんとこちら
左は90万円、右は2万円のダイヤ
となっております!!
これはかなり極端な例にはなりますが、現実に同じダイヤモンドでもここまでの金額差があるのです。流石にここまで相場差がある物だと、スマホ撮影の写真ですと判断するのは非常に難しいです…
※GIAや中央宝石が発行する、信用度の高い鑑定書が付いていれば話は別ですが…
実際に多くの買取店でLINE査定は「実物を拝見させてください」といった案内になります。また査定士によって評価が分かれる事も多く、実際の査定でも複数社比較する事を強くオススメします。
ワースト2位:財布
財布がワースト2位の理由は、画像での状態の判断が難しいためワースト2位となります。
例としてこちらは弊社で実際に買取したお財布のコインケースを写真撮影した物になります。
上の品物のコインケース内を明るく、アップにして撮影した写真がこちらになります。
ここまでアップにすればかなり変色してしまっていることがわかると思います。
それ以外にもファスナー金具のキズ、型崩れ、糸抜け等残念ながら減額ポイントも多いお品物となります。
財布でLINE査定をする場合は、他のお品物よりも写真を多く撮るなど工夫が必要です。
今回のシャネルの長財布であれば、美品としての査定は【5,000~8,000円】ほどとなりますが、ここまで使用感が出ている場合だと【~3,000円】といった査定金額になる場合も珍しくありません。
金額差が出やすいお品物だからこそ詳細写真はしっかりと送りましょう。
洋服や靴のLINE査定の仕方
向き不向きでは紹介していなかったお品物のLINE査定のポイントも紹介しておきます。
洋服の場合はトレンドに左右されるので、品物の年代が非常に重要になります。
タグによって年代の特定が可能な場合もあるので、品物の写真だけではなくタグの写真も送るようにしましょう。
靴の場合は全体の外観以外に、底面から大体の使用感を把握できるので、品物の底面が特にかかと部分が確認できるような写真を送りましょう。
おすすめのLINE査定業者5選
retro.jp
問い合わせ形式 | 写真送付型 |
---|---|
どういう人におすすめか | ヴィンテージアイテムや洋服を査定したい方 |
また他社には無い個性として、買取以外の選択肢として「委託販売」「オークション代行」といった幅広い売却方法のご提案が可能です。
得意ジャンルはブランドアパレル・バッグ。特にシャネル・ヴィトン・エルメスはヴィンテージ品から現行品まで高く評価しています。
エコリング
出典:エコリング
問い合わせ形式 | フォーム入力型 |
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どういう人におすすめか | 定番のバッグや、ダメージのある品物を査定したい方 |
フォームの作りが非常にしっかりとしており、フォーム内に撮影ガイドもあるのでLINE査定初心者でも安心して利用できます。
またブランドの空箱の買取も行ってくれていたり、キャンペーンでヴィトンの特定モデルの買取保証を行っていたり、他社ではあまり見かけないサービスを行っています。
キャンペーンでも力を入れている通り、ヴィトンのバッグはダメージがあってもしっかりとした査定額を付けてくれます。
ヴィトンに限らず定番品であればバッグ全般に強いイメージがあるので、査定比較の候補としては是非入れておきたい1社です。
なんぼや
出典:なんぼや
問い合わせ形式 | 写真送付型 |
---|---|
どういう人におすすめか | 高級時計を査定したい方 |
なんぼやも写真1枚から査定を行うことができ、問合せは1日3点までという制限は付きますが、使い勝手は非常に良いです。
またグループ会社に骨董・古美術専門の「八光堂」があるため、絵画などの美術品もLINE査定してくれます。
取扱い商材の幅が広い点も魅力ですが、パテック・フィリップやオーデマピゲ、ロレックスといった高級時計に強く、取扱い実績も豊富なため、店頭査定時の交渉によってはLINE査定以上での売却も期待できるかもしれません。
リファスタ
出典:リファスタ
問い合わせ形式 | 写真送付型 |
---|---|
どういう人におすすめか | 宝石・貴金属の査定をしたい方 |
LINE査定に向かないノーブランドジュエリーでも、宝石の種類・石の大きさ、金やプラチナ等の素材、重量を伝えれば査定金額に幅はありますが案内をしてくれます。
また貴金属高騰の相場情報や、宝石の豆知識動画、インタビューモニターの募集など色んな物をLINEで配信してくれるので、個人的にはお友達登録しておくだけでも楽しめると思います。
ブランドピース
出典:ブランドピース
問い合わせ形式 | 写真送付型 |
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どういう人におすすめか | ブランド品の中でも特に高額品を査定したい方 |
特にエルメスのバーキンやケリー、ヴァンクリーフ&アーペル、グラフなどブランドジュエリーの査定精度が高く、同業者からしても正直勉強になる時があります…
上記のようなラインナップであれば強くおすすめできる買取店です。
LINE査定を使って高く売るコツ
LINE査定の時点からきちんとコツをおさえておけば、実際の査定でも高く売却する事が期待できます。
大切なブランド品をできるだけ高く売却するためにも、是非知っておきましょう。
付属品を揃えて、写真を撮りましょう
ブランド品は付属品の有無によっても金額差が出てしまいますので、できる限り揃えて写真を撮りましょう。
写真のようにロレックスを例にすると、モデルにもよりますが保証書(ギャランティカード)が無い場合10~20万円程査定額が下がってしまうなんて事も珍しくありません。
これは単純に付属品が付いていた方が買取店としても再販売がし易いためです。
自分が中古品を購入すると考えてみてください。
メーカーの保証書が付いている品物と、付いてない品物が売られていた場合、付いているほうがなんとなく安心できるのではないでしょうか?
またブランドによっては保証書が無い場合、ブランド正規店のアフターケアを受けることができなくなる場合もあります。
LINE査定に限らず、実際の査定でも可能な限り付属品は揃えることが重要です。
品物の状態が正確に伝わる写真を送りましょう
前提としてLINE査定はあくまでも目安金額の案内になってしまうので、実際の査定と相違が出てしまうこともあります。
その理由の多くが状態の相違によるものです。状態をしっかりと伝える事によって、その状態の中で想定される金額を案内してくれるはずです。
下の画像のように全体画像、底面、角など1つの商品に対して最低3枚程度は写真を送るようにしましょう。
年代の古い品物は、状態が分からない場合、それなりに使用感がある前提での査定となってしまい、金額が安くなってしまうケースもあります。
できるだけ明るい場所で、詳細が伝わるように写真を撮ることが重要です。
注意点として使用品を未使用品と伝える等噓をついてしまうと、実際の査定と相違が出てしまい本末転倒になってしまいますので注意しましょう。
実はおすすめ!!担当者指名
これを使う方は意外と少ないですが、LINE査定の金額に納得できているなら、LINE査定をやってくれた担当者を指名して実物査定をするのもオススメです。
担当者としてもどれくらいまで金額を付けられるか把握できていますし、何より担当者も指名をもらえるのは嬉しいものです。
せっかく指名してくれたならとちょっと頑張ってしまう!!…かもしれません笑
注意点としては、フランチャイズの店舗やカスタマーサポートがLINE査定をしている等、そもそも指名ができない買取店もあります。
LINE査定後の買取の流れ
LINE査定を使って売りたい買取店が決まったら、あとは実際の買取に出すだけです!
買取を利用された事が無い方向けに、ここでは簡単に主な買取方法の紹介をさせていただきます。
店頭買取:交渉をしたい・即現金化したい方向け
店頭買取の場合は担当者と対面でやり取りができますので、査定金額の交渉がしやすいといったメリットがあります。
また、値段の交渉が難しい場合でも、なぜ難しいのか説明を丁寧にし てもらうことができます。
尚、品物にもよりますが、店頭買取では現金での買取金額の支払いが可能な場合が多いです。
予約制の買取店でも事前に伝えておけば、現金対応が可能となりますので即現金化したい方は事前に問合せておきましょう。
宅配買取:多忙な方・地方在中の方向け
宅配買取の場合、品物を自宅から発送後、オンライン上でやりとりを完結させることができるため、忙しくて中々買取店に行く時間が無い方や、近隣に買取店が無い地方の方に向いています。
また最近では送料含めて査定は無料で行っている買取店も多く、高額品に関して保険をかけて送ることができる買取店もあります。
新型コロナウイルスの流行以降、非対面のサービスに力を入れている買取店も多く、近年品質が向上しているサービスです。
出張買取:大量・大型の品物を売りたい方向け
出張買取は品物の量が多い、もしくはトランクケースやブランドのインテリアといった大型のお品物の場合におすすめのサービスです。
もちろん品物の内容によっては貴金属や時計のような小さな物でも、対応してもらえることもあります。
出張買取の対応が可能なエリア、品物の内容といった条件は各社違いますので、出張買取を希望する場合は買取店に事前相談するようにしましょう。
まとめ:LINE査定を上手に使って賢く売りましょう
あくまでもLINE査定は査定金額の目安を知るためのサービスではありますが、各社特徴があり、上手に活用することによって、金額も時間も損をすることなく品物の売却ができます。
写真を詳細が分かるように送ることや、いくつかの会社を比較するというのは少々手間に感じるかもしれません。
ですが、せっかく大切にしてきたブランド品を手放すのであれば、後々後悔しないためにも手間を惜しまず実践してみてください!!
この記事を書いた人