バレンシアガ「シティ」高騰中|今が売り時の理由と最新相場解説

2025.06.28

バレンシアガ シティ 買取相場高騰中
使い込まれた風合いも魅力とされるバレンシアガの名作「City(シティ)」

近年、そのリセール価値が再評価され、中古市場での買取相場がじわじわと上昇しています。

一部では、状態に関わらず高値がつくケースもあり、「手放すなら今」といえる状況です。

この記事では、シティがいま注目されている背景と、最新の買取相場について詳しく解説していきます。

バレンシアガ「シティ」とは?

バレンシアガ シティとは?
2000年代のファッションシーンを語る上で欠かせない存在となったバレンシアガの「シティ」。

一見ラフな印象ながら、どんなスタイルにも絶妙にマッチするその存在感は、多くのファッショニスタを魅了してきました。

もともとはモーターサイクルバッグ(Motorcycle Bag)という名称で登場し、サイズによって複数のバリエーションが展開されていました。

そのうちのミディアムサイズにあたるモデルが「City」と呼ばれ、モデル名とサイズ名の両方を兼ねた存在として位置づけられています。

  • ・The First(Sサイズ)
  • ・The City(Mサイズ)
  • ・The Work(Lサイズ)
  • ・The Weekender(XLサイズ)

当初はショールーム用のサンプルに過ぎなかったにも関わらず、瞬く間に人気を獲得。カジュアルかつエッジの効いたデザイン、軽量で柔らかなレザー素材、そして特徴的なフリンジやスタッズ装飾など、ディテールの随所に “らしさ” が光ります。

その後、ケイト・モスやパリス・ヒルトンといった2000年代を代表するセレブたちが愛用したことで一気にブレイク。トレンドの最前線からストリートまで幅広く浸透し、バレンシアガを代表する定番バッグとしての地位を築きました。
用語位置づけ備考
モーターサイクルバッグライン名(シリーズ名)初期の公式呼称
Cityモデル名(兼サイズ名)定番中の定番。ミディアム相当
Classic City後年の正式名称「クラシック・シティ」として定着
Le City復刻モデル(2024年)サイズ展開はスモール・ミディアムなど

なぜ今、「シティ」が高騰しているのか

バレンシアガ シティ 高騰の背景
バレンシアガの「シティ」は、2000年代初頭のファッションシーンを象徴する “itバッグ” として、一世を風靡しました。

そんな「シティ」ですが、ここ数年で中古市場での買取相場が大きく見直されています。

たとえば、2020年頃なら「Bランク(使用感が強め)」と評価される状態の品であれば、買取価格はおおよそ【5,000~10,000円】程度が一般的でした。

ところがそこから徐々に需要が高まり、買取相場は以下のようになっております。
Balenciaga Classic City

中古品(Bランク)での買取価格の推移

※使用感やキズ・汚れが目立つコンディション

査定時期買取目安
2020年-月5,000~10,000円
2023年-月10,000~15,000円
2024年-月20,000~30,000円
2025年6月35,000~55,000円
体感としては、2024年5月頃から一気に相場が跳ね上がった印象があります。

そのきっかけとされているのが、2024年4月11日に発売されたバレンシアガの復刻モデル「Le City(ル シティ)」です。

この「Le City」は、2001年に登場したオリジナルモデル「The・City(Classic・City)」をベースにした現行ラインで、スモールとミディアムの2サイズ展開で再登場しています。

発売と同時に大きな注目を集め、キャンペーンにはケイト・モスやTHE BOYZのジュヨンが起用されるなど、Y2Kムードを意識したビジュアルが話題となりました。

こうした復刻によって、2000年代のファッションが再評価される流れとリンクするかのように、オリジナルの「シティ」も中古市場で再び注目を浴びています。

もともとヴィンテージ加工が施されたデザインということもあり、「使用感があっても雰囲気がある」と捉える人も多く、状態にこだわらず欲しがるコレクター層が一定数いるのかもしれません。

さらに、この復刻モデルの現在の定価はスモールで税込341,000円ミディアムで413,600円とかなり高額です。

そのため、「それならオリジナルのCityを中古で手に入れたい」と考える方も増えており、中古市場での需要はさらに高まりを見せています。

実はこのような動きはバレンシアガだけに限られた現象ではありません。

Y2Kブームの再燃を背景に、昨年から急激に相場が上昇しているアイテムは他にもあり、例えばクロエの「パディントン」やサンローランの「モンバサ」も、同じような理由で高騰しています。

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「シティ」コンディション別の最新買取相場

バレンシアガ シティとは?
復刻モデルの「Le City(ル シティ)」も、もちろん弊社で積極的にお買取しておりますが、今回お伝えしたいのは、クローゼットの奥に眠っている “かつての「シティ」” をお持ちの方に向けた内容です。

実は、「シティ」と呼ばれるすべてのバッグが高騰しているわけではなく、現在相場が上がっているのは、その中でも一部のモデルに限られています。

分かりやすい例を挙げると、ショルダーバッグ仕様の「シティ」は、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY型のシティと比べると、現状ではそれほど大きな価格上昇には至っていません。

こうした背景もあり、正確なモデルの特定には「品番の確認」が重要になります。

「もう使っていないけれど、今売るとどれくらいになるのか?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、現在のリアルな買取相場をご紹介するとともに、ご自身のバッグが高騰対象かどうかを見極める方法として、品番の確認手順もあわせて解説いたします。

実際、私たち査定士の間でも「シティ」と見分けのつきにくい類似モデルが多く、「これはシティでしょうか?」「似ているけれど型番が違いました」といったご相談を日常的にいただいております。

品番が一致していれば、モデル違いによる減額などのトラブルも避けやすくなりますので、一度ご確認いただけますと安心です。

アイテム名型番コンディション買取目安
ザ・シティ115748B~Aランク
BC~Bランク
55,000〜75,000円
25,000~55,000円
ザ・ジャイアントシティ173084
204529
281770
B~Aランク
BC~Bランク
60,000〜100,000円
35,000~60,000円
ザ・ジャイアントミニシティ309544A~Sランク
B~Aランク
70,000〜110,000円
50,000~70,000円
クラシック・シティS431621A~Sランク
B~Aランク
70,000〜100,000円
50,000~70,000円
クラシック・ミニシティ300295A~Sランク
B~Aランク
70,000〜110,000円
50,000~70,000円
メタルエッジ・シティ390154A~Sランク
B~Aランク
65,000〜95,000円
45,000~65,000円
クラシック・メタルエッジ・シティ432831
505984
A~Sランク
B~Aランク
70,000〜110,000円
50,000~70,000円
クラシック・メタルエッジ・ミニシティ390160A~Sランク
B~Aランク
85,000〜120,000円
70,000~85,000円
クラシック・メタルエッジ・ナノシティ453293A~Sランク
B~Aランク
85,000〜120,000円
70,000~85,000円
※2025年6月時点の最新相場

「ザ・シティ」や「ザ・ジャイアントシティ」に該当するモデルは、いずれも「1・・・」や「2・・・」から始まる品番を持つ旧モデルであり、今回の相場上昇の中心とも言える代表的なアイテムです。

いずれも発売から年数が経過しているため、新品同様(Sランク)というコンディションで保管されているケースは極めて稀です。そのため、他モデルよりもコンディションをひとつ下げた想定で、買取相場をご紹介しています。

また今回は取り上げていませんが、「ネオクラシック」シリーズなどの新しいモデルは、安定して高額での取引が続いています。

持っているバッグの「型番確認方法」

バレンシアガ「シティ」高騰中|今が売り時の理由と最新相場解説
「相場はわかったけど、自分のバッグがどのモデルか分からない、、」
「見た目は似てるけど、本当に “シティ” なのかな?」
ここまで読んでいただき、そんな疑問をお持ちの方もいると思います。

実際、「シティ」は見た目の似たモデルが非常に多く、外観だけでモデル名を判別するのは難しいです。

しかし、ご安心ください。
バレンシアガのバッグには、モデルを特定する “型番” が刻印されています。

この型番を確認することで、お持ちのバッグが「シティ」に該当するかどうかを、簡単に見分けることができます。

バレンシアガ「シティ」高騰中|今が売り時の理由と最新相場解説
出典:銀蔵watchnian

バレンシアガのバッグに刻印されている型番は、大きく2つのパターンがあります。

ひとつは金属プレートに刻印されたタイプ、もうひとつはレザー素材のブランドタグに印字されたタイプです。

金属プレートタイプの場合は、その表面に直接型番が刻まれており、比較的見つけやすい仕様になっています。

一方、レザータグタイプでは、表面にブランドロゴが入っており、その裏面に数字や文字列が印字されています。

レザータグの裏面を確認する際は、タグ自体を軽く裏返すか、ファスナーポケットを開けて内側から確認するタイプがあります。タグには複数の数字や製造国の表記などが記載されていますが、一番最初の6桁の数字が「型番」を表しています。

査定依頼をする際は、バッグ本体の外観写真に加えて、この型番がはっきりと写ったタグの写真を一緒にお送りいただくことで、モデルの特定がより正確になります。

まとめ|トレンドの波は移り変わる。売るなら“今”がチャンス!


ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回は「シティ」シリーズにフォーカスして、最新の買取相場や価格高騰の背景についてお伝えしました。

実際には、今回ご紹介した「ザ・シティ」以外にも、見た目がよく似た「ザ・ファースト」「ザ・タウン」など、ハンドバッグ型の旧クラシックシリーズも軒並み相場が上昇しています。

「自分のバッグがどのモデルか分からない」「型番が見当たらない」という場合も、バッグ本体やタグの写真をお送りいただければ、専門の査定士が正確にモデル判定から対応いたします。

retroでは、ブランド品の買取に特化した査定士が在籍しており、

  • ・写真1~2枚で完了するスピード査定
  • ・査定・送料・キャンセル料などすべて無料
  • ・豊富な実績に裏打ちされた安心対応

といった理由から、多くのお客様に選ばれています。

「このバッグ、いま売ったらいくらになるのかな?」
そう思ったタイミングこそが、まさに売り時のサインです。

Y2Kブームの再燃により、シティの人気が再評価されている今ですが、ファッションのトレンドは必ず移り変わります。今後、再び相場が落ち着いてしまう可能性も十分に考えられます。

もし、「そろそろ手放そうかな」と迷っているのであれば、相場が上がっている“今”こそが、絶好の売却チャンスです。

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