バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

2024.04.24

バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

こんにちは!
いつも価値が上がるものに興味津々!retro.jpバイヤーの堀です。

以前、シャネルの有名どころのバッグの値上げやリセールを徹底調査しました。
【2024年3月】シャネル値上げまとめ|価格推移・買取価格一覧

今回は、ここのところ価格が急上昇中のシャネル【マトラッセ】に対して、バッグの絶対王者エルメス【バーキン】の値上げ率やリセールの比較検証です。

また、今後バーキンやマトラッセのようにどんどん値上げして資産性が急上昇しそうなバッグも調査しました。

今のうちに購入してバーキンやマトラッセのように、定価100万円以上になったら
「価値爆上げ ウェーイ!」とドヤッてやりましょう!




絶対王者「バーキン」VS 定価急上昇「マトラッセ」


バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

まず、今回の記事の趣旨は、高額バッグの相場状況を比較検証することで、今後値上がりして高額バッグの仲間入りしそうなバッグを先回りして今のうちに買うのが目的です。

株で例えるならGAFAMの相場推移を知ることで、TESLAやNVIDIAを見つけたい!というイメージですね。
なので、少し長い期間(年単位)で比較したいと思います。

また、バーキン、マトラッセともにサイズ展開があり、エルメスは年1回の価格改定に対して、マトラッセは2021~2023年では年3回の価格改定をしております。

そのため、今回は日本人に一番人気の「25サイズ」で、その年度の最終値上げ価格で見ていきたいと思います。
バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

グラフを見てわかることは、2015~2020年までは価格改定で値上げをしているものの、金額の値上がり幅は差ほど大きくないのに対して、2020年以降にマトラッセが怒涛の勢いでバーキンの定価に迫っていき、22年にはバーキンを抜いていることが分かります。

このような定価の急激な値上げに対してリセールも伴っていれば、王者バーキンが遂に王座から陥落か?となりますが、残念ながらリセールはバーキンとマトラッセでは雲泥の差があります。

「バーキン25 トゴ(素材)未使用」の場合、昨年のB刻印のお品物でお色味によっても価格変動いたしますが、買取価格270~300万円ほどになります。(2024/4現在)

対して「マトラッセ25 ラムスキン 未使用」の場合は、近年のランダムプレートシリアルのお品物で買取価格90~100万円ほどです。(2024/4現在)

  • バーキン 定価<資産価値
  • マトラッセ 定価>資産価値

定価以上の資産価値があるエルメスのバッグが異常なだけで、マトラッセも定価に伴って買取価格も大きく上昇はしております。

この定価の上昇で一番得したのは、2020年以前にマトラッセを購入した方かもしれません。

2015~2019年頃に定価60万円前後で新品購入したマトラッセを今の相場で買取に出す場合、買取価格は80~90万円ほどが目安となり、定価以上の売却が見込めるからです。

しかし、2021年から年3回の価格改定をしてきたシャネルのマトラッセもエルメスのバーキンと定価が並んでしまったので、急激な値上げは頭打ちした感じがあります。

そのため、今後の価格改定は少し落ち着きを取り戻すかもしれません。


今後、資産価値が上がりそうなバッグ


バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

エルメスのバッグで定価以上の買取になるバッグはバーキン以外にも「ケリー」「ポシェットケリー」「ピコタンロック」などもございますが、シャネルのマトラッセは定価以上の買取が難しいことをお伝えしました。

何故エルメスのバッグがここまでリセールが良いのかというと、エルメスのバーキンはお金さえ払えば誰でも買えるようなお品物ではないことが大きな要因です。

バーキンやケリーをエルメスの店舗で買うためには購入実績を積み重ねていく必要があります。

そして、利用回数を増やしていくことで専属担当者が付くようになり、その担当からバーキンの入荷情報を他のお客様より優先的に連絡してもらう必要があります。

なかなか買えないものだからこそ、市場価値が上がっていき、そのバッグを持っていることが人々の憧れになっていきます。

これまでの情報から、資産性が高くなる条件は

  • ・希少性が高い
  • ・価格改定の頻度が多い
  • ・値上げ率が高い

上記の3つが大きい要因と考えていいでしょう。
また、そのブランドを象徴するようなアイコンバッグであることも忘れてはいけないポイントです。

これらのことを、考慮して今後、資産価値が上がっていきそうなバッグを選定しました。

デルヴォー「ブリヨン」「タンペート」



バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

ベルギー王室御用達ブランドとして名高い世界最古のファインレザーグッズブランドの「デルヴォー」。

そのデルヴォーを代表するアイコンバッグと言えば「ブリヨン」「タンペート」があげられます。

実はブリヨンはミニサイズ以上は既に定価100万円を超えてしまっており、タンペートはPMサイズまでなら100万円弱で購入できます。(2024年4月現在)

そのため、あまり割安感がないかもしれませんが、デルヴォーは定期的に価格改定を実施しておりますので、今後も継続的に値上げが期待できます。

レザー素材はボックスカーフ、ロデオカーフ、クリスピーカーフ、サプルカーフなどありますが、タンペートなら人気の「クリスピーカーフ」がオススメです。


ブリヨンMM ロデオカーフ

バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

価格改定年月定価(税込)値上げ額値上げ率
21年-月663,300円
21年-月704,000円+40,700円約6.14%
22年-月795,300円+91,300円約12.97%
22年-月891,000円+95,700円約12.04%
23年-月974,600円+83,600円約9.38%
23年-月1,036,200円+61,600円約6.32%
24年1月1,090,100円+53,900円約5.20%
24年4月1,124,200円+34,100円約3.13%
24年-月1,162,700円+38,500円約3.42%

タンペートPM クリスピーカーフ

バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

価格改定年月定価(税込)値上げ額値上げ率
21年-月590,700円
21年-月625,900円+35,200円約5.95%
22年1月715,000円+89,100円約14.24%
22年-月794,200円+79,200円約11.06%
23年1月840,400円+46,200円約5.82%
23年-月954,800円+114,400円約13.61%
24年1月996,600円+41,800円約4.37%
24年-月1,039,500円+42,900円約4.30%

ルイヴィトン「カプシーヌ」



バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

ルイヴィトンのバッグと言えば、モノグラム柄が定番となりますが、カプシーヌは上質なトリヨンレザーをつかったシンプルでエレガントな印象のバッグです。

そんなカプシーヌですが、豊富なサイズ展開があることで選ぶときに迷う方も多いと思います。

✅カプシーヌのサイズ展開
・カプシーヌ EW MINI | 22 × 12 × 8cm
・カプシーヌ MINI | 21 × 14 × 8cm
・カプシーヌBB | 26.5 × 17.5 × 9cm
・カプシーヌPM | 31 × 20 × 11cm
・カプシーヌMM | 36 × 23 × 14cm
・カプシーヌGM | 40 × 27 × 16cm
ミニサイズは最低限のものが入ればOKくらい収納量になり、MMやGMだとゆったり収納できるサイズ感です。

迷ったら「カプシーヌBB」「カプシーヌPM」
カラーは「ガレ」「ブラック」がオススメです。

カプシーヌBB ガレ M94634


バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

改定年月定価値上げ額値上げ率
2013年400,000円
2020年1月510,000円
2020年3月550,000円+40,000円約7.27%
2020年5月594,000円+44,000円約8%
2021年3月627,000円+33,000円約5.56%
2021年10月687,500円+60,500円約9.65%
2022年2月814,000円+126,500円約18.41%
2022年11月836,000円+22,000円約2.7%
2023年2月891,000円+55,000円約6.58%
2023年6月935,000円+44,000円約4.94%
2023年7月962,500円+27,500円約2.94%
2023年9月990,000円+27,500円約2.86%
2024年5月1,050,500円+60,500円約6.11%
他ブランドと比べても価格改定の頻度が多く近年は急激に値上げをしていることがわかります。


ヴァレクストラ「イジィデ」



バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

1937年にジョヴァンニ・フォンタナによってイタリアのミラノで創立されたブランドです。

洗練されたクリーンなデザインが最大の魅力。
独自の美しく豊富なカラーバリエーションで真のラグジュアリーを追及しています。


✅イジィデのサイズ展開
・ナノ イジィデ(旧マイクロ)| 17.5 × 13.0 × 6.0cm
・マイクロ イジィデ | 19.5 × 14 × 9.5cm
・ミニ イジィデ | 22 × 16 × 12cm
・ミディアム イジィデ | 26 × 20 × 12cm
・ラージ イジィデ | 31 × 22 × 16cm
「マイクロ イジィデ」「ミニ イジィデ」が人気サイズです。

ミニ イジィデ アッシュグレー V5E36-028-00CE-OC


バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

改定年月定価値上げ額値上げ率
2020年-月345,000円(税抜)
2021年4月396,000円Tax8% +23,400円
Tax10% +16,500円
Tax8% 約6.28%
Tax10% 約4.35%
2021年10月434,500円+38,500円約9.72%
2022年4月478,500円+44,000円約10.12%
2022年11月495,000円+16,500円約3.45%
2023年4月514,800円+19,800円約4.00%
2023年11月544,500円+29,700円約5.77%
2024年4月572,000円+27,500円約5.06%
2024年11月594,000円+22,000円約3.85%

マイクロ イジィデ エメラルド V5E23-028-0VSM-OC


バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

改定年月定価値上げ額値上げ率
2020年-月285,000円(税抜)
2021年10月385,000円Tax8% +77,200円
Tax10% +71,500円
Tax8% 約25%
Tax10% 約22.99%
2022年4月396,000円+11,000円約2.86%
2022年11月427,900円+31,900円約8.06%
2023年4月444,400円+16,500円約3.86%
2023年11月467,500円+23,100円約5.2%
2024年4月495,000円+27,500円約5.89%
2024年11月528,000円+33,000円約6.67%

ザロウ「ソフトマルゴー」



バーキン VS マトラッセ 値上げ比較|今後、資産価値爆上げ期待のバッグは?

「ザ・ロウ(THE ROW)」は2006年にアメリカのロサンゼルスで、双子のオルセン姉妹が設立したブランドです。

スーツ発祥の地として知られるロンドンのSavile Row(サヴィル・ロウ)が由来とされていて、2011年秋冬コレクションではニューヨークファッションウィークでランウェイデビューを果たし、THE ROWの人気は世界的なものになりました。

シンプルで上質な素材を使った洗練されたデザインが人気です。

その中でも「ソフトマルゴー」は今後も値上がりが期待できるバッグの一つです。

2000年代設立の若いブランドなので認知度は他ブランドと比べてもまだ低いのですが、そのようなブランドほど今後の値上げによる上値が期待できます。

また、定価に対して買取率が非常に高くリセールが良い点もこのバッグの魅力です。

ソフトマルゴーのリセールが良いことはこちらの記事でも紹介しています。
【パパ活女子必見】高換金率!誕プレでおねだり推奨のブランド品

✅ソフトマルゴーのサイズ展開
・ソフトマルゴー10 | 25.4 × 17.8 × 19cm
・ソフトマルゴー12 | 30.48 × 22.86 × 19cm
・ソフトマルゴー15 | 38.1 × 27.9 × 22.9cm
・ソフトマルゴー17 | 43.2 × 30.5 × 25.4cm
サイズは「ソフトマルゴー10」がオススメです。

ソフトマルゴー10 W1190L133


改定年月定価値上げ額値上げ率
2021年-月391,600円
2023年5月499,000円
2024年9月569,000円+70,000円約14.03%
過去定価の調査をしましたが、残念ながら情報が少なく2021年頃では39万だったことはわかりました。

2年で10万円の値上げをしていてオンラインショップではすべて売り切れています。

店頭では入荷があり次第、購入を希望される方は抽選で購入する権利が得られるということで、なかなか買えないバッグです。
今後の価格改定の頻度や値上げ率に注目ですね。


まとめ:資産性の高いバッグは手軽に確認するなら!


今回はエルメスのバーキンとシャネルのマトラッセの値上げ推移を確認しながら今後、値上げが期待できるバッグを紹介しました。

資産性が高くなる条件は

  • ・希少性が高い
  • ・価格改定の頻度が多い
  • ・値上げ率が高い
  • ・アイコンバッグである

以上が大きな要因でした。

ですが、欲しいと思うバッグと資産性が高いバッグは必ずしも一致はしないと思います。

紹介したバッグ以外にも各ブランドには沢山のラインナップがあります。
それらを一つ一つ調べるのは大変な労力です。

自分が欲しいと思うバッグが今の相場で新品の買取率がどれくらいなのかを手っ取り早く知る方法は、買取店に直接聞いてしまいましょう。

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定価と買取金額の乖離が大きいお品物は本当に必要なのか考え直してもいいかもしれません。
是非お気軽にご利用ください。

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