Lady Dior 新旧モデルをサクッと比較 / 最新買取相場も!
2025.06.24

どうも、買取バイヤーの林です!
ディオールのバッグといえば、やっぱり大人気の「レディディオール」。
その名前の由来は、ダイアナ元妃の愛称「Lady Di(レディ・ディ)」にちなんで名付けられたことで知られています。
実はこのバッグ、登場当初は「カナージュ・キュイール(Cannage Cuir)」という別名で呼ばれていました。
カナージュ・キュイールはフランス語で「籐の編み目の革」という意味で、名前だけ聞いたらちんぷんかんぷんですが、実はレディディオールの特徴ともいえるステッチから来ています。
カナージュと呼ばれるこのステッチは、創業者クリスチャン・ディオールが愛した「ナポレオン三世様式」の椅子の座面から着想を得たもので、歴史あるデザインが、エレガンスの象徴として今も受け継がれているんです。


実際に並べてみるとよくわかりますね。
さて、そんなレディディオールですが、実は「昔のモデル」と「今のモデル」でデザインや仕様が少しずつ違うのをご存じでしたか?
今回は、レディディオールの新旧モデルを比較しながら、それぞれの特徴や違い、そして気になる最新の買取相場についてもわかりやすくご紹介します。
新旧モデル比較|昔と今で変わったポイントとは?

こちらがレディディオールの「旧型モデル」と「新型モデル」です。
並べてみると旧型は少しくたびれているので、初見では「本当に同じシリーズ?」と感じる方もいるかもしれません。
とはいえ、デザインのベースは共通しており、大きく違うのは主に以下の2点です。
① 開けやすさが進化|開口部の仕様に注目

旧型のレディディオールには、ファスナー式の開口部が採用されています。
バッグの中身をしっかり守ってくれる反面、「物の出し入れがスムーズにいかない」「開閉に手間がかかる」と感じる方も少なくありません。
対して、現行モデルではフラップ式(かぶせ蓋)に変更されており、開閉部分にはマグネットが内蔵されています。
軽く押さえるだけでパチッと閉まる仕様のため、使用感は格段に向上し、日常使いでもストレスを感じにくくなりました。
また、これは他ブランドにも共通することですが、ファスナータイプは経年劣化によりスライダーが破損したり、開閉が引っかかりやすくなるというリスクがあります。
その点、マグネット式フラップは構造がシンプルなぶん、破損のリスクが低く、長くきれいな状態を保ちやすいのも魅力です。
現行のレディディオールは、エレガントなデザイン性を損なうことなく、実用性と扱いやすさのバランスがより洗練されたモデルと言えます。
② バッグの底に注目|底鋲金具の違い

底鋲(バッグ底を保護する金具)の擦れやキズは、バッグの使用感を確認する上で重要なポイントです。そのため、査定時には必ずチェックされる箇所の一つでもあります。
旧型のレディディオールには、底鋲が付いていないモデルも一部存在しますが、付いている場合は、円錐台(先端が平らな円すい型)の形状の金具が付いており、実用性重視のシンプルな仕様でした。
一方、現行モデルは底鋲が標準装備されており、形状は円錐型になりました。アポロチョコのような先端に向かってすっと細くなるシルエットで、見た目の高級感もアップしています。
なお、製造時期によっては、ファスナー式の開口部の旧モデルであっても、現行型と同様の“円錐型”の底鋲を備えている個体も存在します。
そのため、今回ご紹介した①と②の特徴が旧モデルの場合、両方とも当てはまるとは限りません。
あくまで傾向としてご参考いただき、個体差がある点についてはあらかじめご承知おきください。
中古市場で人気なのは?サイズ別の相場傾向

レディディオールは、「マイクロ」「ミニ」「スモール」「ミディアム」「ラージ」の5サイズが展開しています。
中古市場ではこのサイズの違いが査定額に大きく影響します。
近年は小ぶりなバッグが主流ということもあり、安定した人気を誇るのは「ミニサイズ」です。
コンパクトながらある程度の収納力があり、ストラップ付きで実用性も十分です。カラーや状態が良ければ、中古でも高値がつきやすく、常に一定の需要があります。
一方、リセール率(定価に対する中古査定額の割合)だけを基準に見ると、サイズが小さいほど査定額が高くなりやすく、定価に対して最も高価査定が期待できるのは「マイクロサイズ」です。
イメージ | アイテム名 | コンディション | 買取目安 |
---|---|---|---|
![]() | Lady Dior バッグ マイクロ | A~Sランク B~Aランク | 250,000〜280,000円 200,000~250,000円 |
![]() | Lady Dior バッグ ミニ | A~Sランク B~Aランク | 280,000〜330,000円 200,000~280,000円 |
![]() | Lady Dior バッグ スモール(My ABC) | A~Sランク B~Aランク | 380,000〜430,000円 300,000~380,000円 |
![]() | Lady Dior バッグ ミディアム | A~Sランク B~Aランク | 250,000〜300,000円 150,000~250,000円 |
![]() | Lady Dior バッグ ラージ | A~Sランク B~Aランク | 180,000〜230,000円 100,000~180,000円 |
こちらは、ストラップが他のサイズよりも幅広く設計されており、アルファベットやハート、スターなどのメタルチャームを3つまでは無料で自由に組み合わせてパーソナライズできるのが最大の特徴です。

この My ABCDior は、現在スモールサイズの主流モデルになりつつあり、定番化が進んでいます。
実際、現時点で公式サイトに掲載されていたスモールサイズのレディディオール32点のうち、My ABCDior ではないスタンダード仕様のバッグはわずか8点のみでした。
その上、My ABCDior でないバッグの多くは、刺繍やメタリックレザーなど装飾性の高いデザイン性重視のモデルが中心で、ベーシックなものは限られています。
そんなMy ABC Diorですが通常のレディディオールと買取金額はどのくらい違うのでしょうか。
イメージ | アイテム名 | コンディション | 買取目安 |
---|---|---|---|
![]() | Lady Dior バッグ スモール | 未使用ランク | 〜400,000円 |
![]() | Lady Dior バッグ スモール(My ABC) | 未使用ランク | 〜450,000円 |
これはつまり、ストラップの有無が査定額に大きな影響を与えるということです。
MY ABCDiorのショルダーストラップは、単体でも非常に高価な付属品となりますので、買取に出す際はできるだけ付属品に欠品がないように揃えていただくことで高額査定が期待できそうですね!
旧モデルでも“美品”であれば定価越えが見込める?

まずは、スモールサイズのレディディオールを例に定価がどのような価格推移をしてきたのかをご覧ください。
年代 | 販売価格(参考) |
---|---|
1995年代 | 100,000円以下 |
2000年代 | 150,000円程度 |
2010年代 | 200,000円程度 |
2022年7月 | 695,000円 |
2025年6月現在 | 920,000円 |
特に2020年代に入ってからは急激な価格上昇が続いており、ブランド全体としても高級路線がより鮮明になっています。
ここまで定価が高騰している今、「昔に購入したレディディオール、今なら買った時より高く売れるかも…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
実際、1995年~2000年代に販売されたレザー素材のレディディオールで、保存状態の良い“美品”であれば、最大20万円前後のお買取りが見込めるケースもあります。
古いモデルだからといって諦めるのはまだ早いかもしれません。
気になる方は、ぜひ一度無料のLINE査定をご利用ください。お品物の写真を送るだけで、最短1分で査定結果をご案内いたします。
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まとめ|レディディオールの魅力と価値を改めて知る
いかがでしたでしょうか。
今回は、レディディオールの歴史を振り返りながら、新旧モデルの違いや中古市場での評価、そして買取相場についてご紹介しました。
ディオールのなかでも長年愛され続けているレディディオールは、デザインや仕様にしっかりとした背景があり、奥深い魅力を持つアイコンバッグです。
古いモデルであっても、その価値は失われていません。状態が良ければ、想像以上の買取価格がつくケースもございます。
- 「これ、売れるのかな?」
- 「今いくらくらいだろう?」
と気になった方は、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたのレディディオールが、いまどれくらいの価値を持っているのか。
ぜひ一度、確認してみてください。
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