知っておきたい!ソルド品・ファミリーセール品の買取価格が低い理由
2024.11.14
こんにちは!retroバイヤーの羽生です。
突然ですが、「ソルド品」や「ファミリーセール品」という言葉を耳にしたことはありますか?
ブランド品を買取に出したときに
- 「こちらはソルド品ですね!」
「ファミリーセールのお品物ですね!」
そんな経験をお持ちの方もいるかもしれませんね。
では、なぜ「ソルド品」や「ファミリーセール品」だと買取金額が下がってしまうのでしょうか?
今回はその理由や、これらの商品を少しでも高く売るためのポイントを紹介します。
高級ブランドにアウトレットがない理由と売れ残り商品の行方
「ソルド」とはフランス語で「バーゲン」を意味し、つまりセール品のことです。
シャネルやエルメスのような高級ブランドにはアウトレットがありません。
その理由は、ブランドの「希少性」や「独自性」といった価値を維持するための戦略にあります。
しかし、気になるのは売れ残り商品がどう処分されるのかという点ですよね。
アウトレットがない高級ブランドでは、売れ残った商品を特定の顧客や関係者限定のセールイベントで販売します。
このセールは非常にクローズドな形式で、招待された顧客のみが参加できるのが特徴です。
セール品の呼び方はブランドごとに異なりまして、明確に線引きがあるわけではありませんが、エルメスのセール品は「ソルド品」、それ以外のブランドは「ファミリーセール品」と呼ばれています。
なぜ「ソルド品」や「ファミリーセール品」は買取価格が下がるのか?
「セール品は買取価格が安くなる」というのはよく聞く話ですが、なぜそうなるのか、査定士目線で解説します。
中古市場に出回る量が多いから
セールに回った商品は、場合によっては定価よりも大幅に安く購入することができます。
そのため、セール後すぐに買取に出す方も多く、短期間で大量の商品が中古市場に出回ることがあります。
市場に供給が増えると相場が下がり、結果的に買取金額も低くなってしまうのです。
新品で売れ残ってしまっている商品だから
ラグジュアリーブランドの定価というのは、その多くに莫大な広告費が含まれています。
ですが、セールに回る商品の多くは、ブランドが広告費をかけても売れなかった商品です。そのため、中古市場での評価も低くなりがちです。
特に別ブランドやアーティストとのコラボ商品のセール品は、定価よりも大幅に値段が安くなってしまうことが多いです。
セール品には「印」がある|ブランド別!セール品の見分け方
では査定士はどこを見て「ソルド品」「ファミリーセール品」を判断しているのでしょうか。
各ブランドでは、セール品であることを示す「印」が商品に入れられています。
この印があると、市場での価値が下がる傾向にあります。
次に、ブランドごとのセール品の特徴についてご紹介します。
エルメス
アパレルの場合は背タグのブランドロゴの横に「S」という字が入ります。
これが「ソルドマーク」となり、ソルド品を表しています。
バッグや小物の場合でもロゴが入っている横に「S」が入っています。
ディオール
ディオールは少しわかりづらいですが、タグのChristian Diorと書いてある最後の「r」の右にパンチ穴のようなものが見えます。こちらがファミリーセール品のマークです。
シャネル
こちらはシャネルのパスケースですが、CHANELの「L」の下に横線が引いてあると思います。
これがシャネルのファミリーセールのマークとなります。
アパレルの場合でも「L」の下の横線がありますね。
こちらもファミリーセール品です。
セール品を少しでも高く売るためのポイント
セール品でも高く売るには、売るタイミングが重要です。
セール後は市場に多くの商品が流通するため、早めに売却することで買取金額が高くなる可能性があります。また、商品状態を良好に保つことも重要です。
弊社retroでは「ソルド品」や「ファミリーセール品」であっても、最新の市場相場をもとに可能な限り高値で査定いたします。
もしお手元に売却を検討されている商品があれば、ぜひお気軽にご相談ください!
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