時計買取の落とし穴|電池切れと交換後で価格差の徹底比較

2024.12.10

時計買取の落とし穴|電池切れと交換後で価格差の徹底比較

自宅を整理していて、電池切れのブランド時計を見つけたことはありませんか?
時計買取の落とし穴|電池切れと交換後で価格差の徹底比較
「電池切れだけど、このまま買取に出しても大丈夫かな?」
使わなくなった時計なら、そのまま査定に出すのも自然な考えです。
しかし、クオーツ時計を電池切れのまま査定に出すと、買取価格が大幅に下がるリスクがあります。

動作確認ができない場合、「動作未確認」と見なされ、故障の可能性も考慮されて減額されることが多いためです。

ですが、もう使用しないと思っている時計を買取査定前に、わざわざ電池交換をするだけの価値は本当にあるのでしょうか?

この記事では、次の内容を分かりやすく解説します。

  • ・買取査定前に電池交換をした方が良い場合
  • ・そのまま電池切れで査定に出した方が良い場合
  • ・具体的なブランド時計の実例を交えた判断基準

ちょっとした工夫で大切な時計をより高く売るコツをつかみ、後悔しない買取を実現しましょう!


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クオーツ時計の電池切れと査定時の取り扱い

時計買取の落とし穴|電池切れと交換後で価格差の徹底比較

クオーツ時計が電池切れの状態でも、査定を依頼すること自体には問題ありません。

ただし、多くの買取店では、査定時に電池交換を行わないのが一般的です。
その理由は、電池交換中に時計が破損するリスクを避けるためです。

また、動かない原因が電池切れではなく、別の不具合に起因している可能性もあります。

この場合、電池交換後に動作しないことが判明すると、「時計を壊された」といったクレームに発展するリスクがあります。
そのため、買取店では電池交換を査定後に行う方針を取っています。

その結果、電池切れの時計は「動作未確認」として査定されることが一般的です。

また、動作しない状態での買取は、同業者と比較しても高額な買取価格を提示される可能性が低い傾向があります。

さらに、査定を依頼する際には、時計がクオーツ式か、自動巻きや手巻きといった機械式かを確認しておくことも大切です。

機械式時計の場合は電池を使用しないため、動かない理由が異なる可能性があるからです。

以上を踏まえ、査定前に時計が動かない場合は、どのように依頼すればよいかについて、次の章で詳しく解説します。

まずはLINE査定で確認!電池交換すべきか見極めるコツ


電池交換の相場は、街の時計店で500円~1,500円程度、メーカーであれば4,000円前後が一般的です。

しかし、わざわざ時間をかけて電池交換をするのであれば、交換後に買取金額が少なくとも+5,000円以上は見込めないと割に合わないと思います。

そのため、まずはLINE査定で動作する状態での買取目安を確認することをおすすめします。
ブランド時計であっても製造年が古いモデルだと買取価格が数千円程度になることもあります。

LINE査定を依頼する際には、電池切れの状態でも構いませんが、
「電池切れと電池交換した場合の両方の金額を教えていただけますか?」と一言添えておくと、電池切れと交換後の買取価格の差を確認できます。

これにより、実際に電池交換をするかどうかを、事前に価格差を確認してから検討できます。


事前にLINE査定

具体例でわかる!電池交換と査定額の差


それでは、実際に電池交換が査定額にどれほど影響を与えるのか、具体的な例を見てみましょう。
以下の例では、電池切れの状態と電池交換後の状態での査定額の差を比較します。

そのまま査定OK!電池交換が不要な時計の特徴



電池交換をしても査定額に大きな差が出ない場合は、無理に電池交換をする必要はありません。

特に買取価格が低いお品物では、電池切れでもそれほど査定額が変わらないことが多いです。
以下は具体例です。

グッチ バングルウォッチ 1500L


時計買取の落とし穴|電池切れと交換後で価格差の徹底比較

  • 【買取目安金額】

  • ・動作品(電池交換済): 3,000円~5,000円
  • ・電池切れ: 1,000円~3,000円

このモデルはグッチの旧式バングルウォッチで、比較的手頃な価格帯の時計です。

動作する状態でも電池切れの状態でも、価格差が大きくないため、わざわざ電池交換をするメリットはあまりありません。

買取価格が低い時計ほどこのような傾向が強いため、時間や費用をかけて電池交換をするのは非効率です。

このような場合は、電池切れのまま査定依頼をしてしまって良いと思います。

電池交換で査定額がアップする時計のポイント


一方で、電池交換が査定額に大きな影響を与える場合は、電池交換を検討する価値があります。

高価格帯の時計では電池交換後の状態が重要視されることが多く、価格差が顕著に表れることがあります。

オメガ コンステレーション マイチョイス 1561.61


時計買取の落とし穴|電池切れと交換後で価格差の徹底比較

  • 【買取目安金額】

  • ・動作品(電池交換済): 50,000円~70,000円
  • ・電池切れ: 25,000円~35,000円

オメガの「コンステレーション」シリーズは人気の高いモデルで、旧式でも買取価格も比較的高めです。

動作品と電池切れでは、約20,000円~35,000円もの価格差が生じる可能性があります。

この差は、買取店が電池交換後に動作しなかった場合のリスクやオーバーホールにかかる費用(約20,000円程度)を考慮しているためです。

    オーバーホールとは?

    時計の内部機構を分解し、全ての部品を清掃・点検・修理・調整するメンテナンス作業のことです。この作業により、時計が正常に動き続けるようにし、寿命を延ばすことができます。

もし電池交換によって動く状態に戻るのであれば、大きな価格差を埋めることができます。

このようなモデルでは、事前に電池交換を行うことで買取金額が万単位で変わる可能性があるため、電池交換を検討してもよいでしょう。

まとめ|電池交換で失敗しないための判断基準


クオーツ時計の買取査定では、電池切れの状態が価格に与える影響をしっかりと理解することが重要です。

低価格帯の時計は、電池切れと動作品の買取額に大きな差がないため、電池交換を行わずにそのまま査定依頼を出しても問題ありません。

一方で、高価格帯の時計は、電池切れのままでは査定額が大幅に下がることがあります。
事前に電池交換をして動作品として査定を受ける方が、高額買取につながる可能性が高いです。

また、時計の種類によっても価格が変動する傾向があります。

一般的に、レディースモデルよりもメンズモデルの方が高値がつきやすい傾向があり、時計ブランド以外のメーカーの時計は買取価格が抑えられる場合が多いです。

この点も査定前に確認しておくと良いでしょう。

まずは買取店のLINE査定を活用し、「電池切れ」と「動作品」の買取価格の差を確認しましょう。
それを基に、電池交換の費用と時間を考慮しながら買取に出すか検討してみてください。

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