オメガ スピードマスター プロフェッショナル買取相場|世代別の見分け方と価格を完全解説【2026年】
2026.08.01


オメガ スピードマスターは、1957年に誕生したクロノグラフです。1965年にNASAの過酷な公式テストに合格して有人宇宙飛行の正式装備に採用され、1969年のアポロ11号では人類初の月面着陸に同行しました。無重力の宇宙では自動巻きのローターが機能しないため、現在まで直系のモデルは手巻きムーブメントが受け継がれています。
そんなスピードマスターですが、外から見える場所に型番が書かれていないため、見分け方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
実際に、次のようなお声もよくいただきます。
- 「自分のスピードマスターがどの世代か分からないんだけど」
- 「型番の見分け方って本当にあるのかな」
- 「古いモデルってどれくらいの値段が付くんだろう」
こうした疑問に、当店のバイヤーが詳しくお答えします。
一般的に、同じ「プロフェッショナル手巻き」でも世代によって買取金額が大きく異なる時計ですが、当店では最も古い第1世代クラスのモデルに1,500,000円を超える金額が付いた実績もあります。
この記事では、スピードマスター プロフェッショナルの世代別の買取相場、見分け方のポイント、査定で損しないための注意点について解説します。
「お持ちのスピードマスターがどの世代か知りたい」「古いモデルの価値を確認したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
世代別買取相場一覧
この章では、スピードマスター プロフェッショナルの第8世代から第1世代までの買取相場を一覧で紹介します。
| 世代 | 型番・Cal. | 買取相場 |
|---|---|---|
| 第8世代(現行)2021年〜 | 310.30.42.50.01.001/002・Cal.3861 | 650,000円〜850,000円 |
| 第7世代 2014年〜2021年 | 311.30.42.30.01.005/006・Cal.1861/1863 | 600,000円〜750,000円 |
| 第6世代 1997年〜2014年 | 3570.50/3573.50・Cal.1861/1863 | 450,000円〜600,000円 |
| 第5世代 1969年〜1996年 | 145.022/3590.50 ほか・Cal.861 | 500,000円〜1,500,000円 |
| 第4世代 1964年頃〜1968年 | 105.012/145.012・Cal.321 | 700,000円〜1,500,000円 |
| 第3世代 1963年〜1968年(エド・ホワイト) | 105.003・Cal.321 | 1,000,000円〜1,800,000円 |
| 第2世代 1959年〜1963年 | CK2998・Cal.321 | 1,500,000円〜3,000,000円 |
| 第1世代 1957年〜1959年 | CK2915・Cal.321 | 相場提示が難しい超希少モデル |
※掲載している価格はあくまで参考値です。実際の査定額はお品物の状態・付属品の有無・市場相場により異なります。
セミヴィンテージにあたる第6世代が最も相場が低く、そこから新しい世代・古い世代の両方へ向かって相場が上がっていく「U字型」の構造になっているのが特徴です。
売却をご検討の方は、ぜひオメガの買取ページはこちらもあわせてご覧ください。
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この章では、スピードマスターがどんな時計なのか、その歴史とスペックの基礎知識を解説します。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1957年 | シーマスターの派生モデルとしてスピードマスターが誕生 |
| 1965年 | NASAの過酷な公式テストに合格し、有人宇宙飛行の正式装備に採用 |
| 1969年 | アポロ11号に搭載され、人類初の月面着陸に同行 |
この経緯から、スピードマスターは「ムーンウォッチ」と呼ばれています。自動巻きの方が便利に思えますが、自動巻きの振り子は重力によってネジが巻かれる仕組みのため、無重力の宇宙では動きません。そのため、直系のムーンウォッチは現在まで手巻きモデルとして受け継がれています。
今回は、限定モデルやコラボモデルを除いた最も代表的な「直系」の手巻きムーンウォッチに絞り、現行の第8世代から初代の第1世代まで、外観で見分けるポイントと世代別の買取相場を紹介します。
世代別の見分け方と買取相場
この章では、第8世代から第1世代まで、各世代の見分け方と買取相場を順番に解説します。
現行〜セミヴィンテージ(第8〜第6世代)
第8世代(現行)2021年〜

型番・Cal.|310.30.42.50.01.001/002 ・ Cal.3861(Co-Axial Master Chronometer)
| 型番 | 買取相場 |
|---|---|
| 001 | 650,000円〜800,000円 |
| 002 | 700,000円〜850,000円 |
わかりやすい見分け方は、ブレスのバックルがダブルプッシュ式でΩマークにライン入りのデザインになっていること。バックル部分で、わずかですがサイズの微調整もできます。中身のムーブメントは非常に磁気に強い、最新のキャリバー3861が搭載されています。裏ブタには「CO-AXIAL MASTER CHRONOMETER」の表記があります。最新モデルだけ、裏の英語の中に1965と数字が入っています。サファイヤガラスのモデルは、裏ブタがシースルーバック、いわゆる裏スケになっています。
第7世代 2014年〜2021年

型番・Cal.|311.30.42.30.01.005/006 ・ Cal.1861/1863
【005・006】買取相場:600,000円〜750,000円
見分け方は、ブレスのバックルに「SPEEDMASTER PROFESSIONAL」の表記があること。こちらはバックルでのサイズ調整はできません。コマの調整はネジ式で、これは現行と同じです。なお、シースルーバックの006には、キャリバー1861の一部パーツがプラスチックから金属に変わった、キャリバー1863が搭載されています。
第6世代 1997年〜2014年

型番・Cal.|3570.50/3573.50 ・ Cal.1861/1863
【3570.50・3573.50】買取相場:450,000円〜600,000円
第7世代とは外観上の違いはほぼありませんが、見分けのポイントは、コマの調整が「ピン式」であること。セミヴィンテージの年代で、市場の流通量も多いです。状態のいい中古が市場に多く出ている分、第6世代が手巻きスピードマスターの相場としては最も低くなる世代となります。
ヴィンテージモデル(第5〜第1世代)
第5世代 1969年〜1996年
型番・Cal.|145.022/3590.50 ほか ・ Cal.861
【第5世代】買取相場:500,000円〜1,500,000円
最も製造期間が長く、マイナーチェンジが多い世代です。ブレスの種類もいくつかあります。共通の判別点は、文字盤のトリチウムマークと、バックルが「はめ込み式」であること。これより新しい世代だとダブルプッシュになります。
さらに、80年代より古いものには「下がりR」という特徴があります。これは、SPEEDMASTERの最後の「R」の文字が、下に伸びているデザインのこと。初期のものには背面の「THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON」部分がまっすぐ書かれている「ストレートライティング」という特徴もあります。基本的に、同じ状態なら古いほど高くなる世代です。ただし、古いぶん、後年に修理やパーツ交換がされていると、価値が下がる可能性があります。
マニアックな話をすると、キャタピラブレスというブレスレットは、ブレスだけで数十万円することもあります。キャリバーは861で、のちの1861とは、主にメッキの色が違うくらいで、作り自体はほぼ同じと言われています。経年変化で文字盤がブラウンに程よく退色した「ブラウンダイヤル」で、キャタピラブレスが付いていれば、150万円ほどでお付けできる場合もあります。
第4世代 1964年頃〜1968年

型番・Cal.|105.012/145.012 ・ Cal.321
【第4世代】買取相場:700,000円〜1,500,000円
1969年のアポロ11号で、実際に月に行ったとされるモデルです。NASAに正式採用されたことを表す「PROFESSIONAL」の表記が、この世代から初めて入ります。ただし、月に行く「前」のモデルなので、裏ブタには「THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON」の表記はなく、シーホースとSPEEDMASTERの表記のみになっています。
第5世代との見分け方は、Ωマークが「アプライド」、つまり金属パーツになっているかどうか。中身は、伝説的なキャリバー321。初代から搭載されているパテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンのムーブメントの元になったとも言われる名機で、製造もメンテナンスも難しい一本です。
第3世代 1963年〜1968年(エド・ホワイト)

型番・Cal.|105.003(エド・ホワイト) ・ Cal.321
【第3世代】買取相場:1,000,000円〜1,800,000円
1965年のNASAテストに合格した際、テストを受けたとされるモデルです。外観は第4世代に似ていますが、PROFESSIONALの表記がなく、左右対称のケースで、竜頭ガードがありません。ジェミニ計画で、宇宙飛行士のエドワード・ホワイトが、アメリカ初の宇宙遊泳を行った際に着けていたことから、「エドホワイト」の愛称で知られています。
第2世代 1959年〜1963年
型番・Cal.|CK2998 ・ Cal.321
【第2世代】買取相場:1,500,000円〜3,000,000円
外観は第3世代に似ていますが、針が剣のような形をした「アルファ針」になっています。夜光がラジウムなので、トリチウムマークもありません。1962年、マーキュリー計画で、宇宙飛行士のウォルター・シラーが着用し、初めて宇宙に行ったスピードマスターが、このモデルです。ちなみにこれは、NASAの支給品ではなく、シラー氏の私物だったそうです。
第1世代 1957年〜1959年
型番・Cal.|CK2915 ・ Cal.321
【第1世代】相場提示が難しい超希少モデル
外観がこれ以降と大きく異なるので、見分けやすい世代です。針はブロードアロー針、ベゼルはステンレスのシルバーカラーで、現代まで続くブラックのベゼルとは全くの別物です。
もはや相場を提示するのが難しいレベルの超希少モデルです。一例として、2021年にフィリップスというオークションハウスで、初期のオリジナルパーツでブラウンに退色した個体が、当時の日本円にして約3億8700万円で落札されたと言われています。
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無料 LINE査定はこちら査定で損しないための注意点
この章では、査定で損をしないためのチェックポイントを解説します。
同じ「プロフェッショナル手巻き」でも、年代で価値が大きく異なります。
針・文字盤・ベゼル・リューズ・ブレスがオリジナルかどうか。後年の修理・パーツ交換は減額要因になります。
夜光やケース・風防の状態、研磨の有無も査定に影響します。
箱・保証書・余りコマ・ギャランティの有無。揃っていると有利です。
本体のみの場合は、特にコマ数が重要です。大きいぶんには小さくできますが、コマが少ないと購入者が限られてしまい、金額に影響します。
ヴィンテージモデルの売却タイミング
この章では、古いヴィンテージモデルの売却先として、委託販売という選択肢を解説します。
特に古いヴィンテージのスピードマスターは、コレクターからの需要が圧倒的に高い時計です。そういったお品は、買取だけでなく「委託販売」という選択肢もあります。
retroの委託販売は、販売金額が50万円以上の場合、売れた金額の90%を返金しています。スピードマスター プロフェッショナルの場合、どの世代でもおおむね50万円以上で販売することになるので、基本的には90%の返金と考えていただいて大丈夫です。
たとえば、レアなヴィンテージモデルを委託して、200万円で売れた場合。その90%、180万円をお返しする計算になります。売り出しの設定金額も、プロと相談しながら決めていただけます。古いモデルやヴィンテージをお持ちの方は、ぜひ委託もご検討ください。委託販売について詳しくは委託販売サービスの詳細ページをご覧ください。
まとめ:スピードマスターは世代の見極めが価値を左右する
スピードマスター プロフェッショナルは、同じ「手巻きムーンウォッチ」でも、世代・型番・状態によって買取相場が大きく変わります。相場は第6世代を底値に、新しい世代・古い世代の両方へ向かって上昇する「U字型」の構造になっています。
- ✅世代によって型番・キャリバー・見分け方が異なり、価値も大きく変わる
- ✅オリジナルパーツ・付属品の有無、コマ数も査定に影響する
- ✅古いヴィンテージモデルはコレクター需要が高く、委託販売も選択肢になる
売却をご検討の方は、ぜひオメガの買取ページはこちらもあわせてご覧ください。
本記事は、ブランド品買取専門のretroバイヤーが監修しています。
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よくある質問
Q1: 付属品(箱・保証書)がなくても売れますか?
A: 本体のみでも査定・買取は可能です。ただし、箱・保証書・余りコマ・ギャランティが揃っていると査定額は有利になります。本体のみの場合は、特にコマ数が金額に影響します。
Q2: 古いヴィンテージモデルはいつ売るのがいいですか?
A: 良い状態のヴィンテージモデルはコレクター需要が高く、状態の良いうちに売却するのがおすすめです。特に第2〜4世代のような古いモデルは、委託販売でより高い金額を狙える可能性もあります。
Q3: ブランド品はどこで売るのが高いですか?
A: 以下の3つの方法があります。
- ① ブランド品専門買取店:その場で現金化できてスピーディー。金額はその場で確定します。
- ② 委託販売:買取より高い金額での売却が期待できます。買取業者が販売を代行するため、フリマアプリのような手間がなく、売れた金額から所定の手数料を差し引いてお支払いします。
- ③ フリマアプリ:高値になる可能性があるが、発送・交渉の手間がかかります。










